19億人が1日約1時間閲覧する「TikTok」のショッピング機能「TikTok Shop」は“スクロールをショッピングの機会に変える”。最新のプロモーションと特長を解説
「TikTok Shop」はユーザーによる“発見型”のEコマース
「TikTok Shop」の米国運営責任者であるニコ・ル・ブルジョワ氏は「『TikTok Shop』は、商品との出会いから購入まで、すべてアプリ内でシームレスにユーザーを導きます」と説明。このようなショッピング体験を「発見型Eコマース」(ル・ブルジョワ氏)と呼んでいます。 「TikTok Shop」の売り上げはローンチ以来伸びています。「TikTok Shop」が販売事業者の参入障壁を低くしているため、今では多くの販売事業者が出品しています。 「TikTok Shop」を利用するユーザーの数も拡大しています。2023年9月に米国でローンチして以来、「TikTok Shop」で買い物をするユーザー数は毎月、ほぼ3倍で増えています。 ┌────────── ユーザーに“発見”をもたらすことが「TikTok」が提供する価値の中心です。「TikTok」や「TikTok Shop」では、どのようなクリエイター、販売者、ブランド、商品でも大ヒットになり得ることが素晴らしいと自負しています。(ル・ブルジョワ氏) └────────── Adobeが提供するアクセス解析ツール「Adobe Analytics」の予測によると、2024年のホリデーショッピングシーズン(11月1日~12月31日)における米国のEC売上は、前年比8.4%増になると予測。総売上高を見ると、2023年の2218億ドルを上回る2408億ドルに拡大します。 このような予測がなされるなか、これだけ「TikTok」が盛り上がっていても、EC業界の専門家たちは、AmazonやWalmartにとって「TikTok」はそれほど脅威ではないと考えているようです。 ■ 購入画面へのシームレスな遷移に特長 ユーザー行動を分析するカナダ・トロントのランクセキュア社でCEOを務めるバルーク・ラブンスキー氏は「動画コンテンツからのシームレスな購買体験を通じてブランドを試しに買ってみたい人にとって、『TikTok』が持つ特長は利便性が高いです」と説明。そして次のように付け加えます。