19億人が1日約1時間閲覧する「TikTok」のショッピング機能「TikTok Shop」は“スクロールをショッピングの機会に変える”。最新のプロモーションと特長を解説
バイトダンス社が運営する動画共有アプリ「TikTok」上で商品やサービスを販売できる「TikTok Shop」は11月中旬以降、ホリデーシーズン向けのさまざまなセールを実施する予定です。「TikTok Shop」は2023年9月に米国でローンチして以来、その認知度と売り上げを拡大。特に若年層による利用が広がっています。既存のECプラットフォームと比較して、支持を集めている理由とは何でしょうか。ローンチから1年を経て見えてきた「TikTok Shop」の特長、ホリデーシーズン向けの取り組みと合わせて解説します。
「TikTok Shop」が2024年のホリデーシーズンに計画しているセール企画
2023年9月に米国で正式ローンチした「TikTok Shop」は、2023年のホリデーシーズンでの利用が拡大、EC市場にインパクトを与えました。「TikTok Shop」は現在、1年以上の運用でユーザー行動やマーケティングノウハウを学習・蓄積し、2024年のホリデーシーズンのセールスに向けて準備を進めています。
「TikTok Shop」はホリデーシーズンのセールスを強化するため、消費者の購入意欲を煽るようなさまざまなオプションを準備しています。「TikTok Shop」内で販促しているブランドの訴求強化、インフルエンサー活用などを進める予定です。 ■ 先行プロモーションで訴求 10月に米国ニューヨーク市で実施された「TikTok」のイベントでは、ブランドのクリエイターや「TikTok Shop」に商品を出品している販売者が一堂に会し、「TikTok Shop」で成功するための秘訣を披露しました。 11月には「TikTok Shop」がホリデーシーズンに向けてのセールスを計画していることを消費者に知ってもらおうと、多くのイベントを実施する予定です。 その一例が、「Brand Palooza(ブランド パルーザ)」と呼ばれるプロモーションです。「TikTok Shop」は「Brand Palooza」実施期間の11月13日から27日まで、「Phillips」「Benefit Cosmetics」「Liquid IV」「HeyDude」「The Ordinary Store」などの有名ブランドにフォーカスし、ホリデーシーズンならではの限定商品を訴求します。 このほかのイベントは、「TikTok Shop」販売事業者によるライブ配信、「TikTok Shop」の利用者に対し、支払い時には個人間送金アプリ「Venmo」の利用を促すためのプロモーション活動などを計画しています。