南関東牝馬二冠のスピーディキックが引退へ 30日の東京シンデレラマイルでラストラン
浦和競馬組合は3日、22年NARグランプリ3歳最優秀牝馬や23年NARグランプリ4歳以上最優秀牝馬などを受賞したスピーディキック(牝5、浦和・藤原智行厩舎)が30日(月)の東京シンデレラマイル(3歳上牝・SIII・ダ1600m)を最後に引退することを発表した。引退後は繁殖入りする予定。 【写真】スピーディキックのこれまでの軌跡 スピーディキックは父タイセイレジェンド、母デザートフラワー、母の父サイレントディールという血統。21年にホッカイドウ競馬でデビューし、同年のエーデルワイス賞を制覇。南関東・浦和に移籍すると、翌年は桜花賞(浦和)・東京プリンセス賞を制し南関東牝馬二冠を達成。三冠狙った関東オークスでは1番人気に支持されるも3着だった。その後は南関東で勝利を重ね、年末には初の古馬相手となった東京シンデレラマイルを圧勝し、地方の牝馬トップに君臨した。23年はフェブラリーSに唯一の地方馬として参戦し6着、秋はJBCレディスCで4着と大舞台でも存在感を発揮。地方競馬を代表する女傑としてダート戦線を湧かせた。 ラストランとなる東京シンデレラマイルは自身2連覇中の得意舞台。3連覇を飾り、自身の引退に花を添えることができるか注目の一戦となる。なお、年明け1月10日(金)の浦和競馬12レース終了後、ウイナーズサークルで引退式を実施予定。ただし、馬の体調、天候などにより予定は変更の可能性がある。 (浦和競馬組合ホームページより)