ジェイズ、ゼロトラストブラウザー機能を提供する「RevoWorks ZONE」を開発
ジェイズ・コミュニケーション(ジェイズ)は、独自のサンドボックス技術を用いたセキュアなインターネットアクセスソリューション「RevoWorksシリーズ」の追加ラインアップとして、ゼロトラストブラウザー機能を搭載した「RevoWorks ZONE」を新たに開発し、主にオンプレミス環境を対象として2025年4月1日から販売する予定。 RevoWorks ZONEは24年5月、デジタル庁による「三層分離の廃止」と「ゼロトラストアーキテクチャへの移行」の方針発表を受け、セキュアゾーン機能を中心としたアーキテクチャーとすることにより、三層分離型のセキュリティー対策からゼロトラストアーキテクチャーへ対応するガイドラインに準じた開発を進めている。同社独自のサンドボックス技術を応用し、クラウドアクセスとインターネットアクセスを端末内のサンドボックスとゲートウェイが協調するセキュアなゾーンを形成させ、サンドボックスを構成するセキュリティーエンジンが、許可されたプログラム以外の実行を制御することでマルウェアなどの実行を防御する。 また、インターネットアクセスによる未知のマルウェアなどの侵入に対しても、ローカル環境やクラウド環境への影響を極小化。これによりRevoWorks ZONEは、DX・クラウド時代に最適で安全なウェブアクセスを実現する。 具体的には、ビジネスデータとインターネットアクセスを仮想的な別空間(ゾーン)で扱い、ウェブを安全に利用し重要な情報を守る。ゾーンごとにアクセス制御を行い、ビジネスデータの保護、情報漏えい対策も強固にする。さらに、多重機能を備えたゾーンによる情報アクセス制御とプログラム実行制御によって、メールやインターネットからのマルウェア感染リスクを低減する。 同社は、RevoWorksシリーズで培った技術をゼロトラストブラウザー=エンタープライズブラウザーとして、RevoWorks ZONEで新たな市場の開拓を目指す。RevoWorks ZONEでは、今後3年間で20万ユーザーの獲得を見込んでいる。