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ローマ教皇へブーケ献上 フラワーアーティストの花人・赤井勝さん 世界的地位確立の背景にある〝謙虚〟さ

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週刊大阪日日新聞

 ─それで、どうしたのか。

 ─今で言うアレンジだ。

 ─「花」が忙しい母親とのコミュニケーションツールになっていたわけだ。当時の工夫が今に生きているのか。

 ─なるほど。子どものうちに感性を伸ばす経験ができていたのはすばらしい。先ほどの話に戻るが、空間を表現する花の仕事が一気に動き出したタイミングは。

 ─ということは、先生が仕掛けたわけではない。

 ─そこから海外でも有名になり、さまざまな賞も受賞されている。

 ─花で人がつながり、人がまた花でつながって輪が広がっている。一輪の花に共感してもらったり、100本、1000本の花で人の心に訴えかけたり…。そんなイメージで活動をされていると。

 ─先ほど美術館を見させていただいたが、モノクロで表現された花の写真がずらりと並んでいた。モノクロなのにまるで色が付いてるように想像をかき立てられた。

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