会場どよめくスーパーショット、世界18位ムセッティが魅せるも全米OP初16強ならず<男子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間31日(現地30日)、男子シングルス3回戦が行われ、第18シードのL・ムセッティ(イタリア)は世界ランク50位のB・ナカシマ(アメリカ)に2-6, 6-3, 3-6, 6-7 (4-7)で敗れ、大会初のベスト16進出とはならなかった。敗れたムセッティだが、第2セットでは会場がどよめくスーパーショットを披露している。 【動画】ムセッティ 観客どよめくスーパーショット披露 今月行われたパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で銅メダルを獲得した22歳で世界ランク18位のムセッティ。全米オープンに出場するのは4年連続4度目であり最高成績は2022年の3回戦進出となっている。 今大会では1回戦でプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)で出場した世界ランク324位のR・オペルカ(アメリカ)、2回戦で世界ランク54位のM・キツマノビッチ(セルビア)を下し2年ぶり2度目の3回戦へ駒を進めた。 そして3回戦の第1セット、ムセッティは開始から4ゲームを連取されるとブレークを返せず先行される。それでも続く第2セットでは第2ゲームでブレークに成功。第7ゲームでは会場がどよめくスーパーショットを披露するなどリードを守り1セットオールに追いつく。 そして第3セット、互いにサービスキープが続くとムセッティが第7ゲームで2度のブレークチャンスを掴む。しかし、これを活かせず直後の第8ゲームでブレークを許しセットカウント1-2と後がなくなる。 後がないムセッティは第4セット、開始から2度のブレークに成功しゲームカウント4-0と大きくリード。しかし、その後ナカシマにブレークを返されタイブレークに突入。1ポイント目でミニブレークを許すと追いつくことができず、3時間12分で力尽きた。 なお、勝利したナカシマは4回戦で第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)と世界ランク33位のT・M・エチェベリー(アルゼンチン)のどちらかと対戦する。 同日には第6シードのA・ルブレフ、第9シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)らが16強に駒を進めた。
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