日大と早大が男女それぞれで学校対抗首位、ロードレースで決着へ|インカレトラック最終日
男子スプリントは最後3本目までもつれる接戦を井出晃太郎(中央大学)が制し、ケイリンとの2冠を達成
タンデム、女子と同じく1/4決勝から決勝まで1日での開催となった男子スプリント。 決勝はここまで1kmTTとチームスプリントを制し、スプリント予選ではトップで決勝までストレートで勝ち上がった吉川敬介(日本大学)と、ケイリンを制し、スプリント予選で2位で決勝まで勝ち上がった井出晃太郎(中央大学)の対戦に。 1本目は吉川が先着し、2本目は井出が先着と、今大会唯一3回戦までもつれ込む。3本目は序盤から井出が吉川を外側へ閉じ込めながらスピードを上げていくと、そのままの勢いで井出が先行。最後は吉川が迫るものの、フィニッシュライン上でのハンドル投げを井出が制し、ケイリンとの2冠を達成した。 「1本目は後手を踏んでしまって、自分の持ち味を生かす走りができませんでしたが、2本目、3本目は自分が得意な展開に持ち込むことができたので勝てたかなと思います。」と井出は決勝を振り返る。 ケイリンとの2冠については「本当にうれしいです。昨年市田先輩が2冠をしていて、中央大学は短距離が強くないとかっこよくないなと思って2冠を目標に練習をしていたので、その成果を出すことができてよかったです。」と語り、「今後はハロンで9秒台を出すこと、周りを寄せ付けないような強さを身につけたいなと思います。」と井出は今後の目標を語ってくれた。
男子チームパーシュートは中央大学が学連記録に0.057秒差に迫る走りで優勝
初日に行われた予選で共に4分10秒を切る好タイムで中央大学(伊藤恭/山下虎ノ亮/釜田佳典/三宅太生)と鹿屋体育大学(廣田汰也/並江優作/梅澤幹太/津留崚)が決勝に進出。 前半から積極的なレースを展開した中央大学が学連記録に0。057秒にまで迫るタイムで鹿屋体育大学に勝利。昨年予選でバラバラとなってしまい、決勝はおろか順位決定戦にも進出できなかった悔しさを見事に晴らす走りとなった。 また、敗れた鹿屋体育大学も予選よりもタイムを上げる素晴らしい走りを見せた。 伊藤は「去年は崩壊してしまっていたので、チームパーシュートへの思いはどのチームよりも強かったと思います。個人としてもこの大会ではあまり良い結果を残せず、チームパーシュートは絶対に獲りたいと思う中で後輩たちが助けてくれて。良い走りができて本当によかったです。」と優勝の喜びを口にする。 決勝でのタイムについては「学連記録を更新するには至りませんでしたが、そこに迫るタイムで優勝することができ、よかったと思います。記録更新は後輩たちに任せたいと思います。」としつつ、「ロードレースでの総合逆転のチャンスもあると思っているので、最後まで気を抜かずに逆転を狙いたいと思います。」と翌週のロードレースに向けてチームとしての決意を語ってくれた。