一力遼天元が初防衛、四冠を堅持 囲碁の第50期天元戦 挑戦者の芝野虎丸九段に3勝1敗
囲碁の第50期天元戦(神戸新聞社主催)5番勝負の第4局が28日午前9時から、兵庫県洲本市のホテルニューアワジで打たれ、黒番の一力遼天元(27)=棋聖、名人、本因坊=が、挑戦者の芝野虎丸九段(25)に勝利。通算成績3勝1敗で初防衛し、四冠を堅持した。 【写真】昼食は一力、芝野とも「海鮮淡路島ぬーどる」 天元位の獲得は第46、49期に続いて3期目。七大タイトルでは10期目となる。 一力天元は9月、第10回応氏杯世界選手権で優勝し、日本勢として19年ぶりに主要国際棋戦を制覇。10月、芝野名人(当時)に挑んだ名人戦でタイトルを奪い、史上6人目の四冠同時保持者となった。無冠となった芝野九段は、初挑戦の天元戦5番勝負で雪辱を期したが、及ばなかった。(小林伸哉)