キューン2発&旗手怜央のCL初ゴールでセルティックがライプツィヒに快勝!古橋亨梧、前田大然も揃って先発出場
現地時間5日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズの第4節が行われ、日本人選手3人が所属するセルティックはホームのセルティック・パークにRBライプツィヒを迎えた。 古橋亨梧、前田大然、旗手怜央は揃って先発出場。CLではここまで1勝1分1敗とまずまずの滑り出しのセルティックに対し、ライプツィヒは3連敗と厳しいスタートを強いられており、互いにCL初勝利を目指して立ち上がりから激しくぶつかり合った。 セルティックは中盤でよくボールが回り、古橋、前田もゴール前に顔を出してライプツィヒゴールへと迫る。12分には、相手ゴール前でビチャーブに対して古橋と前田が挟み込んでボールを奪うが、これはファールの判定。なければ1点の場面だった。 セルティックペースの時間帯をしのいだライプツィヒは、カウンターから徐々にシュートの数を増やしていく。すると迎えた23分、カンプルの左CKをニアサイドのカーター・ビッカースがクリアしきれず、逸らされたボールをゴール前のバウルムガルトナーが頭で押し込み、ライプツィヒが均衡を破った。 さらに31分にはショートカウンターからオペンダのラストパスをエリア内左で受けたヌサが左足を振り抜くも、この決定機は大きく枠を外してしまう。 失点後にミスが目立ち思うようにボールを繋げずにいたセルティックだったが、35分に右サイドでボールを受けたキューンがカットインして左足で狙うと、柔らかいコントロールショットがゴール左へとへと吸い込まれ、セルティックが同点に追いつく。 さらに38分、キューンのスルーパスに抜け出した前田が決定機を迎えるが、ダイレクトで狙ったシュートは枠を捉えることができない。 このまま1-1で終えるかと思われた前半終了間際、ペナルティーエリア左でボールをキープした旗手がエリア内左に走り込んだテイラーに預けると、滑り込みながらダイレクトで折り返したボールをゴール前のキューンが押し込み、セルティックが逆転して試合を折り返した。 後半、逆転を許したライプツィヒが攻勢に出る中、セルティックはカウンターからさらなる追加点を狙う。54分、ペナルティーエリア手前でボールを受けた旗手がシュートフェイントでDFをかわして右足を振り抜く。これはDFに当たってゴール右へと外れたが、判定はゴールキックとなった。 68分、テイラーとエンゲルスを下げてベルナルドとバジェを投入したセルティックに対し、ライプツィヒはシェスコとヌサに代えてポウルセンとエルマスを投入。すると70分、エルマスの浮き球パスをエリア内右で受けたバウムガルトナーが、胸トラップからボレーで合わせるもGKシュマイケルが横っ飛びではじきCKへと逃れた。 ピンチをしのいだセルティックは72分、右サイドを駆け上がったジョンストンの折り返しをGKグラーチがはじくと、このこぼれ球を旗手が押し込み、セルティックが3-1とリードを広げた。 79分には旗手のロングパスに抜け出した古橋がエリア内左からゴール前に折り返す。ここには前田が走り込んでいたが、日本人3選手による高速カウンターはDFに阻まれた。 82分に古橋はアイダとの交代でお役御免。一方、交代枠を使い切ったライプツィヒはヘールトルイダが負傷しプレー続行不可となり、10人での苦しい戦いを強いられる。数的不利のライプツィヒに最後まで反撃の機会を許さなかったセルティックが、ホームで快勝し今季CL2勝目を挙げた。敗れたライプツィヒはこれでCL4連敗を喫し、さらに次節はインテルとのアウェイゲームという厳しい相手が続く。 ■試合結果 セルティック 3-1 ライプツィヒ ■得点者 セルティック:キューン(35分、45+1分)、旗手(72分) ライプツィヒ:バウルムガルトナー(23分)