日体大・野球部~大学野球の頂上決戦・明治神宮野球大会で日本一を目指す
宮下大地投手(4年・日体大荏原)も、2試合でリリーフ登板、2回1/3を投げて無失点と好投。明治神宮大会でも、箱山とともにブルペンを支えることになるだろう。今大会で先発、抑えとどちらも経験した篠原は、明治神宮大会もフル回転の覚悟だ。 「先発のときは、一発勝負ということで相手のバッターもリーグ戦より一層なんとかしようというのが感じられたのに、自分がリーグ戦と同じように試合に入ったことでポンポンと連打されて点を取られてしまいました。相手のそういう気持ちに負けないようにと切り替えて投げたら良くなったので、神宮大会や来年のリーグ戦でも必要な意識だと感じています。抑えに関しては、最後の1イニングで3つのアウトを取ることの大変さを感じました。神宮大会に行くと連戦になりリリーフもあると思うので、この経験はとてもいいものになったと思います」 篠原は、明治神宮大会で対戦してみたい大学として環太平洋大を挙げ、特に同じ徳島県出身で交流のある左腕、楽天2位指名の徳山一翔投手(4年・鳴門渦潮)と投げ合うのを楽しみにしているという。トーナメント表を見ると、環太平洋大と戦うためには決勝まで勝ち上がらなければならない。 主将の黒川は「全国から強豪が集まると思いますが、自分たちの野球をしっかり貫いて、目標である日本一になれるように全員で頑張ります」と力強く話した。 2017年以来の日本一へ、日体大ナインの戦いが始まる。
取材・文・写真 山本祐香