スーパー“3”テスト!パワーアップと軽量化とサスペンションの改良が施された新型「BMW M3 CS」をサーキットでフルスロットル!
BMW M3 CSは、パワーアップと軽量化、そしてサスペンションの改良が施されている。我々はこのスーパー“3”をサーキットへ持ち込みテストした。
私の胸には2つの鼓動が鳴り響いている – よく言われるこの格言は、スポーツレーティングのテストにも当てはまる。一方では、サウンド、キャラクター、ドライビングフィールを備えたスポーティカーとしてふさわしいかどうか、週末の小旅行の楽しみを甘美なものにしてくれるかどうか、そしてもちろん、走行性能の面でメーカーが約束していることを実現してくれるかどうかという疑問に対する答えがある。
そして、我々は”本物の”サーキットスポーツカーに試乗してみた。ストップウォッチによるハードなスタートが命じられ、ブレーキには猛烈なヒートストレスが要求され、タイヤには過酷な負荷がかかる。BMWは、その新しいサラブレッドスポーツカー「M3 CS」にかなりハイレベルなゴールドメッキを施した。
直列6気筒エンジンがもたらすドライビングプレジャー
ツインパワーターボチャージャーを備えた、驚くほどジューシーで、健康的で、ふくよかで、生き生きとした直列6気筒エンジンが、最終的に550馬力と650ニュートンメーターのトルクを発揮する。2基の強力なモノスクロールターボチャージャーに支えられたパワーは、特別に調整された8速オートマチックトランスミッションを経由して4輪に供給される。
「M3 CS」はまた、Cup 2指定の285タイヤを装着したワークス仕様である。このため、すべての馬の蹄がターマック上で意図的に動き、ギアチェンジに時間がかかることもなく、過剰な遠心力によって横方向のコントロールが無駄になることもない。
1,760kgの馬体を楽々と加速
サルーンは時速100kmまで3.3秒、その2倍の時速200kmまで10.6秒で到達する。わずかにステアリングホイールを切るだけで、コーナーに沿ってしっかりと曲げることができ、エンジン音はソノラスなものから不機嫌なものまであるが、決して急き立てることはない。この高度に培養された3リットルのパワーソースは、アルミニウム、スチール、プラスチックの傑作である!
同時に、サスペンションセットアップ、スポーツタイヤ、ブレーキシステムのサイズが、最高の制動距離を達成するのに役立っている。ディスクが快適な温度に保たれているため、ブレーキパッドは貪欲で食いつきがよく、200km/hからわずか125メートルで車両を完全停止させる。