スーパー“3”テスト!パワーアップと軽量化とサスペンションの改良が施された新型「BMW M3 CS」をサーキットでフルスロットル!
ドライバーにとっては、この上ない楽しみだ。ビジブルカーボンファイバー(カーボンファイバー強化プラスチックをクリアラッカーのみで覆ったもの)製のアートワークシートに固定され、支えられ、保持されるドライバーは、マシンと一体化することができる。ロッカースイッチでギアをシフトし、繊細なブレーキングを行い、グリップ限界でスロットルを操作し、センタリングされたステアリングで数センチ以内にステアリングを切る。しかし、低速走行時でさえ、もっと自律的にセンターに戻してほしかった。ドライビングの正確さとステアリングのフィーリングは両立しない。
コンチドロームサーキットで記録的なラップタイムを達成
3つのドライビングモードの中で最もシャープなのは、まったく異なる「トラック」だ!サーキットでのラップタイムは1分28秒28という、サルーンセグメントとしては記録的なもので、トップパフォーマンスであるにもかかわらず、減点対象となる。オートマチックトランスミッションプログラムのためだ。高速プログラムであっても、オートマチックトランスミッションのシフトアップは頻繁で早すぎる。
さらに悪いことに、「CS」はタイヤに苦しんでいる。「冷えた」タイヤではグリップ不足で、何周か走行して初めてトレッドが温まり、ペースを上げることができる。しかし、さらに何周か速く走ると、フロントタイヤはリアタイヤよりもずっと熱くなるのだ。ディスプレイによれば、100度近くまで上昇する。一方、リアアクスルのタイヤは70度に保たれ、完璧にグリップする。
M3 CSは横方向のドライバーでもある
しかし、「M3 CS」の「Mドライバーズパッケージ」には、10段階のモジュレーションが可能なトラクションコントロールシステムが含まれており、後輪駆動(ボタンの組み合わせで作動可能)と組み合わせることで、最高にエキサイティングなドリフト操作が可能になる。野心的なスポーツドライバーのために、「CS」の胸には3つ目のゴールデンハートが鼓動しているのだ。
スーパー“3”は時速100kmまで3.3秒、その2倍の時速200kmまで10.6秒で到達する。