今こそ「巨人包囲網」…の考え方は時代錯誤なのか?
どのチームも連敗を避けるためにエース格の投手は、それぞれのカードの頭に分けているし、巨人に相性のいい投手を意図的に動かすことで、他のローテーにシワ寄せも来る。「勝負の10月」となれば、優勝の可能性のあるチームは、対巨人に強引にローテーを動かすだろうが、リスクを承知で他の5球団が、この段階から足並みを揃えて「巨人包囲網」を張ることは時代錯誤なのかもしれない。 その中で、今日18日から東京ドームで巨人3連戦を戦う阪神は、伝統の1戦に特別のローテーを組んだ。本来ならば、初戦はガルシアだが、今季初先発となった6日の巨人戦で7回3安打11奪三振無失点の好投を見せて初勝利を手にした高橋を初戦にぶつける。高橋の体調回復を考え、一度、登録を抹消、万全を期してエースの菅野とマッチアップさせるのだ。第2戦は、ガルシア、第3戦には、5勝2敗のチームの勝ち頭の青柳が先発予定。中日に続き阪神が“G倒“に成功すれば、「巨人包囲網」の考え方が他球団にも波及していく可能性もあるのかもしれないが…。