アークランズとロピアが業務提携 10年後、何を目指す?
ホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」を運営するアークランズ(新潟県三条市)と食品スーパーマーケット「食生活ロピア」を運営するロピア(神奈川県川崎市)は、両社の食品事業拡大を目的に業務提携すると発表した。 【画像】店舗の外観と計画を見る アークランズが展開するムサシやビバホームは「一店舗巨大主義」を掲げる。資材館、生活雑貨、インテリア・家電、ガーデン、ペットで構成された広大な売り場では、品目ごとに必要なものがすべてそろう「専門店の集合体」を目指し、およそ10万点を品ぞろえしている。 ロピアが展開する食生活ロピアは、1971年に精肉専門店として発祥した。そのノウハウを生かした精肉商品群や、グループ内の製造会社が開発するPBなどを展開している。また、各店舗の売り場チーフへ大幅に権限委譲し、個店ごとに地域の利用客に合わせた売り場作り、商品展開を可能とする個店主義経営といった特徴を持っている。 両社はロピアをフランチャイザー、アークランズをフランチャイジーとするフランチャイズチェーン加盟契約を締結。アークランズはロピアから食品スーパーマーケットの営業ノウハウの提供を受け、2025年春に新潟市にアークランズ運営のロピア1号店をオープン、以降3年間で10店舗の出店を計画している。その後も店舗数を増やし、新潟県・富山県・石川県の3県で10年後に1000億円の売り上げを目指す。 ロピアは現在、ビバホーム内に計5店舗を出店中。今後もムサシ、ビバホーム施設内への出店優先権を獲得し、店舗網を拡大していくという。
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