JOC山下泰裕会長が会見(全文3完)たたくなら選手ではなく私を
ウガンダの選手たちも大変落胆していると思う
司会:(英語) 山下:組織委員会じゃなくてJOCですので、ちょっとそこのところ、直接的には組織委員会が、これはマネジするところですので、ちょっと十分な認識がないかもしれませんけども。まず選手たちに陽性者が出たということは非常に残念ですね。まずウガンダの選手たちも大変落胆していると、こういうふうに思っております。 そこを、日本はこの東京2020大会に向けまして、たくさんの市や町や村がホストタウンに名乗りを上げて、そして世界の人たちをおもてなしの心で受け入れて、歓迎して、交流したいと。たくさんのところが名乗りを上げてきました。しかし多くのところが今回、断念せざるを得なかったのは、そこのところが十分、自分のところで責任を持てないということで、この受け入れができなくなったというふうに認識しています。 これまでは組織委員会というよりも、日本に着いたあとに関しては、これはホストタウンのほうでそこを対応するというふうになっていたというふうに思っています。いくらどういうふうにやっても感染者が来ないということはないです。例えば柔道で6月の上旬に世界柔道選手権大会がハンガリーで開催されました。私が得ている情報では、入国するときに3人の陽性者が出たというふうに聞いています。ですから、そこは水際対策、そこでしっかり止めるっていうことは大事だと思います。大会期間中は1人も感染者は出てない。帰国したあとも、先週の、1週間前の状況では1人も感染者、帰国したあとも出ていないということでしたけど。ですから空港のところでしっかり管理するということがやはり大事だと思っています。2人目の感染者が出たというのは、状況はよく分かりませんけど、やはり濃厚接触だと思っております。 今後はホストタウンだけにお任せするんではない、日本に着いた時点で陽性だった場合には別に隔離して、組織委員会、国もそこに関わって対応するというふうに聞いております。ですからワクチン2回打ってきても、決してそれが、それで全員が陰性とはならないということはもう、これなんのワクチンでもそうですけども。しかしそれは、可能性は少ないけどある。それをクラスター化させないために空港のところで、いかに水際で止めるか。それから毎日PCR検査をやることによって、この被害というのを最小にすることができる。感染者を増やさなくなる。そこについてはやっぱり厳しくやっていく必要があろうと、こういうふうに思っています。答えになっていますでしょうかね。 司会:(英語) 山下:Thank you very much. (完)【書き起こし】JOC山下泰裕会長が会見