「ジーユー」、初の海外旗艦店をNYソーホーにオープン ローカライズ戦略で世界市場へ
「ジーユー(GU)」は9月19日、米ニューヨークのソーホー地区に海外初の旗艦店を開業し、同時に米国公式オンラインストアをオープンした。同ブランドは日本以外では中国本土、香港、台湾に出店しているが、海外での旗艦店出店は今回が初となる。ニューヨークの新店は「フォーエバー21(FOREVER21)」の跡地にオープン。ソーホー地区の中心にあるブロードウェイ通りに位置し、「ユニクロ(UNIQLO)」のソーホー店からわずか1ブロックという立地だ。地上1階、地下1階の2層で、約950平方メートルの広さを誇る。 【画像】「ジーユー」、初の海外旗艦店をNYソーホーにオープン ローカライズ戦略で世界市場へ
「ジーユー」はニューヨークでは2022年10月以降、テストマーケティングとして長期ポップアップストアを出店していた。今回常設出店となり、サイズも米国対応に切り替え。23年秋にニューヨークに新設した商品本部を生かして、商品開発の面でも米国市場にローカライズした商品が店頭に並ぶ。コーディネートでも現地のスタイルを見せていく。
NYも“バレルレッグ”推し
縦に長い店内に足を踏み入れると、新たに米国市場に進出するブランドとして世界観をしっかりと見せるべく、モニターにはキャンペーン動画が流れ、キューブ状になったロゴが奥まで続いている。入店時のインパクトだけでなく、奥までキューブ状のロゴを配置することで、奥にも何かあるかもしれないというゲストの探究心を煽り、さまざまな商品を見せていく。
1階はウィメンズを中心に、主力商品やコラボ商品が並び、地下にはメンズを中心に一部ウィメンズ、シューズ&バッグのコーナーが設けられている。1階入り口すぐは秋冬のメイン商品を展示。日本でもヒットしている“バレルレッグボトムス”をマネキンコーディネートで見せ、「ジーユー」の強みと言えるトレンド感を打ち出している。さまざまな人種が入り乱れるニューヨークという街の特徴も踏まえ、自由なスタイリングを表現するためにウィメンズメインの1階にもメンズのマネキンを配置し、メンズメインの地下にもウィメンズのマネキンを配置、ジェンダーレスな提案をしている。