クレカの引落日に残高不足に気づき、急いで入金したらその日のうちに引き落とされたのでホッとしました。支払いがどのくらい遅れるとブラックリストに載ってしまうのでしょうか?
ブラックリストに載ると、クレジットカードが使えなくなる、金融機関から借り入れができなくなると思っている人は多いのではないでしょうか? 本記事では、ブラックリストに載る条件、載るとどうなるか、そして載らないためにできることがあるのかの3点について解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
ブラックリストに載る条件とは?
ブラックリストに載るとは、信用情報機関に金融事故情報が登録されることをいいます。したがって、ブラックリストというリストが存在するのではなく、金融事故が登録されることを一般的に「ブラックリストに載る」といわれています。 ここで、信用情報機関とは、クレジットカードの支払い状況や取引内容などの情報を登録する機関であり、内閣総理大臣から指定を受けている機関です。 では、その金融事故情報に載る可能性のある行為について確認してみます。 1. 長期間の延滞 長期にわたって支払いを滞納した場合です。したがって、引落日にうっかりしていたが、その後きちんと指定の口座に振り込んで返済や支払いが完了していれば載ることはありませんが、余計な心配をしなくて済むよう、期日に遅れることなく、確実に返済するようにしましょう。 2.債務整理 借金返済の減額や免除、支払いの猶予などを認めてもらうために、自己破産や任意整理などの法的な手続きを行った場合には、金融事故として登録されます。 3. 代位弁済 代位弁済とは住宅ローン等の借入金を返済できなくなった場合、そのローンを債務者に代わり、保証委託契約を結んだ保証会社が返済を行う手続きのことをいいます。代位弁済は、一定期間以上返済が行われない場合に執行されます。したがって、代位弁済にならないよう、計画的に返済を行いましょう。
ブラックリストに載るとどうなる?
ブラックリストに載る、すなわち信用情報機関に金融事故情報が載るとどのようなことが起きる可能性があるか確認してみます。 1.金融機関からお金を借りられない 金融機関は、借金の申し入れがあった際には、金融事故情報を確認して、審査を行います。したがって、事故情報があると新たな借り入れをすることはできなくなります。 2.クレジットカードの作成および更新ができない クレジットカード作成の際にも金融事故情報を確認し、審査を行いますので、新たなクレジットカードの作成はできなくなります。また、更新時期にも同様の審査を行うので、カードの更新をすることもできなくなります。 3.連帯保証人になれない 金融機関からお金を借りる場合には、連帯保証人にも審査が及びますので、連帯保証人になることができなくなります。