「ジーユー」、初の海外旗艦店をNYソーホーにオープン ローカライズ戦略で世界市場へ
オープンに合わせて推しているのは、“バレルレッグボトムス”のほか“パフィータッチニット”や定番的な人気を誇る“ヘビーウェイトスウェット”シリーズなど。“ヘビーウェイトスウェット”はニューヨーク店限定カラーもそろえ、オープニング限定価格の商品も登場した。また、第4弾となる「アンダーカバー(UNDERCOVER)」とのコラボ商品もニューヨーク限定商品を携え、日本に先駆けて販売されている。
NY商品本部設立に手応え
競合である欧米のグローバルSPAに対し、型数を絞り込んで価格に対する価値の高い商品を打ち出すのがもともと「ジーユー」の戦い方。ニューヨークの新店でも、競合に比べて型数を10分の1に絞り込み、品質の高い商品のみ販売していく。開業に合わせて来米した柚木治社長は「"MINI edit MAX”をコンセプトに、マックス(最高)のスタイルとクオリティーをミニマム(最小)な価格と絞り込んだコレクションで提供していく。トレンド、品質、価格の3拍子を兼ね備えた商品が強み」とコメント。
昨秋、ニューヨークに商品本部を設けた効果も既に出ているという。「“バレルレッグボトムス”のように、ニューヨークでつかんだトレンドを商品化することで、世界中で売れることが分かった。世界で売れているものを販売するのではなく、先導してトレンドを発信していきたい」と柚木社長。ソーホー店を皮切りに、アメリカ市場での今後の展開ももちろん視野に入れている。