巨人・吉川尚輝、倍増以上の年俸2億円でサイン 来季FA取得も3年契約「巨人でプレーすることは変わりない」
巨人・吉川尚輝内野手(29)が4日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、9000万円から倍増以上となる年俸2億円でサインした。来季にFA(フリーエージェント)権を取得する見込みの中、新たに3年契約を結んだ。 【写真】更改を終え取材に応じた巨人・吉川尚輝 「(FA権は)順調にいけば取得できるけど、ジャイアンツでプレーすることは変わりない。複数年を提示してもらえたので、よかったです」 巨人でプレーする未来を前提に置き、「億をもらうのは目標でもあった」とプロ入り時から夢見た1億円の大台を飛び超えた。不動の二塁手として143試合全てに出場し、チームトップの打率.287、12盗塁。8年目でいずれも初となるベストナインとゴールデングラブ賞に輝いた。 自身へのご褒美は「税金が大変だと思うのでためたい」としつつ、家族孝行な一面を見せた。「お世話になった兄2人に何かしてあげたい。(家族に)恩返しをし続けられたらいいなと思います。家のリフォームとか」。両親からの要望があれば、岐阜・羽島市の実家の改修も歓迎する。 レギュラーシーズン終盤に左肋骨(ろっこつ)を骨折してポストシーズンとプレミア12に出場しなかったが、「もう痛みもない。完治した」と明かした。超一流の仲間入りを果たした副将が、一家もチームも支える。(谷川直之)