ハリス氏、副大統領候補にミネソタ州知事のワルツ氏を起用
民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領は、2024年の大統領選挙の伴走者となる副大統領候補に、ミネソタ州知事のティム・ワルツ(Tim Walz)氏を選んだ。 ワルツ氏は、過去5年間ミネソタ州知事を務め、それ以前は米下院議員を務めていた。その前は、学校教師であり、陸軍州兵の下士官でもあった。州知事の在任中、暗号資産(仮想通貨)について公の場で発言していないようだが、2022年の州知事選では、FTXの元エンジニアリング・ディレクター、ニシャッド・シン(Nishad Singh)氏から4000ドル(58万円、1ドル145円換算)の献金を受けた(後に返還)。 ワルツ氏また、今年初めに暗号資産向けキオスクを対象にした法律に署名し、1日の取引限度額を2000ドル(29万円)に設定し、詐欺防止策を提供。 ハリス氏の6日の選択により、ハリス氏とワルツ氏のペアは、11月の選挙でドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領とJ.D.バンス(J.D. Vance)上院議員と対決することになる。トランプ氏とバンス氏は、先月ナッシュビルで開催された「Bitcoin Conference」での基調講演を含め、暗号資産コミュニティへのアピールを試みてきた。 ポリマーケット(Polymarket)の予測市場では、ペンシルバニア州知事のジョシュ・シャピロ(Josh Shapiro)氏が副大統領候補に指名されると予想され、5日の午後まで同氏が候補者になる確率は約3分の2だったが、その後ワルツ氏のオッズが急上昇した。 「私にとってティム氏の際立っていた点の1つは、中流家庭のために戦うという信念がいかに深いかという点だ。これは個人的にも重要なことだ。知事として、コーチとして、教師として、そして退役軍人として、彼は自分の家族のように労働者家族のために尽力してきた。我々は素晴らしいパートナーシップを築くつもりだ。我々は劣勢からスタートするが、力を合わせればこの選挙に勝利できると信じている」とハリス氏は声明で述べた。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:ミネソタ州知事のティム・ワルツ氏(Stephen Maturen/Getty Images)|原文:Kamala Harris Taps Minnesota Governor Tim Walz as Running Mate
CoinDesk Japan 編集部