賢い子に育てたいなら…一級建築士が提言する「子ども部屋」でやってはいけないこと
「勉強は子ども部屋でするもの」と決めつけない
低学年のうちは学習習慣を身に着けさせるためにも、親の目が行き届くLDKでの学習を選ぶご家庭が多いと思います。そして成長するにつれて、「いつかは子ども部屋(自室)で勉強する」と思っている方も少なくないのではないでしょうか? 私自身も、中学生からは子ども部屋で勉強していたのですが、それは「大きくなったら子ども部屋で勉強することが当たり前」と思っていたからです。 しかし、いま思うと、その考えは子ども部屋に対する単なる固定概念だったのかもしれません。 今の私は、「ある一定の年齢を超えたら子ども部屋で学習する」と決める必要は全くないと思っています。その時々で、臨機応変に子ども部屋とリビング(LDK)とを使い分けることがベストかなと。それは、お子さんの性格によって、集中できる場所や勉強がはかどる場所は違うからです。 私の周りの勉強が得意な友人の中には、「子ども部屋で勉強した記憶がほとんどない」という人もいるくらいです。 だから、もし今、「子ども部屋での勉強が思うように進まない」という方がいらしたら、その固定概念を一度捨ててみても良いかもしれませんよ。 わが家も、娘の成長を見守りながら、そのときの娘にあった学習環境を作っていこうと思っています。 子どもに「勉強が好きになってほしい」、「集中力を高めてほしい」と願ったことが、親なら誰しも一度はあるでしょう。この記事を読んでくださっている熱心な親御さんであれば、なおさらだと思います。 子どもが成長するにつれて、親ができることは少なくなっていきます。でも勉強する環境をさりげなく整えてあげること、またそのお子さんにあった学習環境を整える方法を考えることは、まだまだできると思いますよ。
【Profile】オンライン建築士とも(instagram:@tm_tegaki_pers)
7歳女の子と4歳男の子を育てる一級建築士ママ。大学卒業後、新卒で積水ハウス株式会社に入社。9年間で戸建や賃貸住宅の設計を経験し、独立。インスタでは「今も未来も住まいを愉しむ家づくり」をモットーに発信。家づくりのサポートや間取りのセカンドオピニオンをしながら、住まいを通して豊かな人生を送る人を増やすために活動。
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