ラッシュフォードを売却、ディアロの将来を確保…マンチェスター・ユナイテッドが今冬に取るべき6つの行動
適切なストライカーを獲得せよ
アモリム監督が昨シーズン、スポルティングCPでタイトルを獲得し、今シーズンも凄まじいスタートを切れたのは、ヴィクトル・ギェケレシュの得点力のおかげであり、マンチェスター・Uに来てからのアモリム監督には、実際、スウェーデン風の適切なゴールスコアラーが欠けている。ラスムス・ホイルンドは今シーズン5得点を決めているが、そのうちの4得点はヨーロッパリーグでのもので、完成したストライカーというよりもむしろ発展途上のように見える。ジョシュア・ザークツィーは、スピード不足でボールを奪われがちな性質のため、ひとりで前線を務めるのには適していない。 アモリム監督との関係と今シーズン23試合での27得点という驚異的な得点率を考慮すれば、ギェケレシュは理想的なターゲットとなるだろうう。一方、リールのジョナサン・デイビッド(今シーズンすでに17得点)とアイントラハト・フランクフルトのFWオマル・マルムシュ(18得点)も、獲得できればマンチェスター・Uの得点力不足を緩和するのに役立つエキサイティングな補強となるだろう。
アントニーで損失を補え
もしラッシュフォードとの別れがクラブ全体の標準を上げるために必要不可欠とされるなら、アントニーにも居場所はないだろう。このブラジル代表選手は率直に言って、クラブがこれまでに行った中で最悪の契約であり、アヤックスから彼を獲得するために8,600万ポンド(約170億億円)を支払ってからの2年半で、わずか12得点と5アシストしか挙げていない。 テン・ハーグ前監督はアントニーに自己証明の機会を与えすぎたが、アモリム監督は彼を起用することに消極的で、選手交代に積極的な監督にもかかわらず、アントニーを60分以上プレーさせることはなく、2回しか先発させていない。マンチェスター・Uは、笑い者となった選手と別れるために大きな損失を受け入れざるを得ない面もあるが、アントニーに実際にプレーさせるよりも、彼を手放して得られるカネはどんな額であれ価値がある。
リチャード・マーティン