ランニングを行う大宮の選手たち。背中には「RedBulls」の文字（カメラ・岡島　智哉）

　「ＲＢ大宮アルディージャ」の２０２５年シーズンが６日、始動した。さいたま市内のクラブハウスで、多くのサポーターが見守る中で初練習を行った。昨季Ｊ３を制し、Ｊ２に戦いの場を移した新チームの挑戦が始まる。 ＊　　＊　　＊ 　２４年１０月にオーストリアの大手飲料メーカー・レッドブルに株式を譲渡。クラブ名やエンブレムなどが変更となった。 　この日、紺を基調とした新しい練習着がお披露目に。左胸部分に新エンブレムが施され、背部には「ＲｅｄＢｕｌｌｓ」の文字も入った。 　クラブ名のＲＢはドイツ語で「芝生の球技」を意味する「Ｒａｓｅｎ　Ｂａｌｌｓｐｏｒｔ」。新しいクラブエンブレムは、長年チームのアイコンだったリスから、同社を象徴する赤い雄牛のデザインに刷新されている。 　レッドブルはドイツ１部の強豪ライプチヒなど、世界各地でサッカークラブを運営する。サッカーテクニカルダイレクターの元ドイツ代表ＦＷマリオ・ゴメス氏は「大宮に可能性を感じた。我々の哲学に合う」と語っており、３～４年でのＪ１昇格の目標を掲げている。 　この日は完全移籍での加入が決まったＦＷ杉本健勇、京都から加入し、背番号１０を任されたＦＷ豊川雄太などが参加。Ｊ２での戦いとなる新シーズンに向けた調整をスタートさせた。