ラッシュフォードを売却、ディアロの将来を確保…マンチェスター・ユナイテッドが今冬に取るべき6つの行動
組織的なディフェンスを導入せよ
マンチェスター・Uは今夏、DFの獲得に6,000万ポンド(約120億円)を費やしたが、今シーズンの守備陣は、テン・ハーグ前監督の下でもアモリム現監督の下でも脆弱に見えた。ポルトガル出身監督が指揮を執って以降、10試合で19失点を喫し、トッテナム戦とボーンマス戦では合計7失点している。 特に懸念されるのはセットプレーからの弱さである。マンチェスター・Uは2024年にセットプレーから18失点したが、これはプレミアリーグ史上、1年で最も多い失点数だった。ボーンマスがオールド・トラッフォードで3-0の勝利を収めた際の先制点も、マンチェスター・Uがセットプレーから失点した6試合で7回目のことだった。対戦相手はこの弱点を意図的に狙っており、アモリム監督はチームがフリーキックを許すたびにスタジアム全体が不安を感じていると述べている。 解決策は経験と権威を持つセンターバックを獲得することだ。マンチェスター・Uが加入2シーズン目の36歳のジョニー・エヴァンズに頼らざるを得なかったという事実は、守備の補強が貧弱であることを示している。また、18か月前にウェストハムに売却しようとしたハリー・マグワイアが鍵となる選手として浮上してきたことも、そうだろう。マグワイアは3月に32歳になり、契約満了が近づいているため、新しい血が必要だ。 マンチェスター・Uは守備の問題を解決するためにブンデスリーガに目を向けるべきである。レヴァークーゼンのエドモンド・タプソバは、シャビ・アロンソの下で3バックを務めてタイトルを獲得し、2023年にターゲットとなった選手で、優れた補強となるだろう。彼の守備のパートナーであるヨナタン・ターも同様に魅力的な存在だ。ボルシア・ドルトムントのニコ・シュロッターベックも、魅力的な候補である。国内に目を向ければ、ノッティンガム・フォレストがオールド・トラッフォードで3-2で勝利した際に得点したニコラ・ミレンコヴィッチは、マンチェスター・Uがよく知る堂々たる存在である。