親に会えるのもあと何回…帰省の今こそチャンス「簡単だけど効果大」な親孝行3選
NHKのアーカイブスもおすすめ
昔の映画を一緒に見るのもおすすめです。親が好きだった映画のDVDを借りてくる。また、インターネットで視聴できるNHKのアーカイブスは過去の映像の宝庫。1950年代から90年代ぐらいのドラマやニュースなどのダイジェスト映像を見て、親と一緒にタイムスリップし、当時の思い出を聞いてあげてください。 その一方で、これから親子で新たな思い出を作っていくことも、恩返しです。今日という日は、親にとっても子どもにとっても一番“若い”日。親が衰えると、できなくなることが増えます。 「元気なときに、おいしいものを食べさせてあげたかった」 「一緒に旅行に行きたかった」 と後悔を口にする人を、私はたくさん見てきました。そして亡くなったら、もう親とおしゃべりすることも、「大好き」「ありがとう」という愛情表現や感謝の言葉を伝えることもできません。 時間は有限。できるだけ親が元気なうちに、のちのち思い出になるようなイベントや楽しみの場を設けて、親子の幸福な時間を増やしましょう。
おすすめ親孝行その1 「いい写真はプリントして渡す」
デジタルが普及してから、写真はスマホやパソコンで見るものになってしまいました。しかし、親は、紙焼き写真になじんでいる世代。スマホなどに保存された写真は、整理の仕方がよくわからず、その場でさっと見るだけ、という人も多いよう。 ですので、親がきれいに写っていたり、家族や友人と楽しそうにしているショットは、プリントして渡してあげましょう。手元にあればいつでも見られて、そのときのことを振り返ることができます。一緒に写真の整理をし、アルバム作りも手伝ってあげるといいでしょう。 よく結婚披露宴や葬儀で、その人の人生アルバムをスライドで見せますが、あんな感じで、親の人生の軌跡がわかるように、一冊のフォトブックにまとめるのも一案。誕生日などの折にプレゼントするのもいいでしょう。縁起が悪いと思われるかもしれませんが、遺影の準備も。特に女性は「きれいな写真を遺影に」という思いがあります。