ロッテ、レッドソックスからFAのケラーを調査 メジャー通算38勝 カットボールと〝魔球〟ワンシームが武器
ロッテが来季の新外国人として、米大リーグのレッドソックスをFAとなったブラッド・ケラー投手(29)を調査していることが10日、分かった。佐々木朗希投手(23)のメジャー挑戦が決まり、先発の補強が急務となっていた。 ケラーは米国出身の右投手。身長196センチで最速95マイル(約153キロ)のカットボール、鋭く落ちて〝魔球〟と呼ばれるワンシームを操る。ロイヤルズでメジャーデビューを果たした2018年に9勝をマーク。翌19年に開幕投手を務めた。18-22年の5年間は、60試合の短縮シーズンとなった20年を除けば毎年130イニング以上を投げた。今季はホワイトソックスとレッドソックスで計16試合に登板し、0勝4敗1セーブ。通算成績は166試合で38勝57敗2セーブ、防御率4・34。 ロッテはともに左投手のメルセデス、カイケルの去就が未定。松本球団本部長は「外国人はメルセデスを含め、いろいろな状況をみながら、間違いなく2人は取ろうと思っている」と明かしていた。その第1弾がケラーの調査。佐々木が抜ける穴を埋めるべく、積極的に補強に動く。 ■ブラッド・ケラー(Brad Keller) 1995年7月27日生まれ、29歳。米ジョージア州出身。2013年ドラフト8巡目(全体240位)でダイヤモンドバックスに入団。18年にロイヤルズでメジャーデビューし、9勝をマーク。開幕投手を2度務めた(19、21年)。今季はホワイトソックスとレッドソックスでプレーし、計16試合に投げて0勝4敗1セーブ、防御率5・44。195センチ、115キロ。右投げ右打ち。