親が知っておきたい「子どもが夏休みに勉強に集中できない原因3選」を開成番長が紹介!
夏休みに勉強に集中できない原因(2) 勉強をやらされている感覚がある
長期休みで、毎日同じようなスケジュールで過ごしていると、だんだんモチベーションが下がってしまいます。そうすると、勉強を「やらされている」という感覚になってくるのです。 この「やらされている感覚」にならないためには、別の習慣に結びつけて勉強を行うことがポイントになります。例を出すと、朝起きたら顔を洗う→顔を洗ったら朝ごはんを食べる→朝ごはんを食べたら食器を片付ける→片付けたら勉強をする、のようなイメージです。 「Aの状態になったらBをする」という流れを作っていく。このように勉強も習慣化できると「やらされている感覚」になりにくくなります。
夏休みに勉強に集中できない原因(3) 部屋の汚さ
部屋が汚いことは、多くの誘惑物が視界に入ってくるということです。特にスマホやゲーム、漫画は勉強にとって最大の誘惑物と言えるでしょう。誘惑物を隠すときには、机の上に乗せないことはもちろん、部屋を見渡したときに目に入らないように、箱の中にしまったり布をかけたりしておくことが大事です。 しかし、勉強をするためにまず部屋の掃除をして……なんてことをしていたら、いつの間にか1日が終わってしまった、といったこともあり得ます。学生時代のテスト勉強で、このような失敗をした親御さんも多いのではないでしょうか。私自身も学生時代、この手の失敗を何度も繰り返してきました。 そんな自分の経験も踏まえたうえで提案したい解決策は、子どもをリビングで勉強させることです。リビング学習には、親御さんがお子さんの学習を見守れることや、子どもがつまずいたりしたときにすぐに対応できるというメリットもあります。 「見守られている」という意識が少しでもあるだけで、子どもは一生懸命勉強に取り組んでくれるものです。「監視されている」と感じさせてしまうと、原因(2)で挙げた「勉強をやらされている感覚」になってしまうので注意してください。 サボらないように目を光らせて、だらけていたらすぐに叱る、そんな親御さんが多いようですが、これははっきり言って逆効果です。「頑張っている姿を応援する」という意識を忘れないようにしましょう。
まとめ|夏休みに勉強に集中できない3つの原因
以上3つ、親が知っておきたい「子どもが夏休みに勉強に集中できない原因とその対処法」でした。 言われてみれば当たり前に思えるかもしれませんが、意外と陥りがちなことなので、こうしたよくある原因とその対処法を知ったうえで、夏休みのお子さんの勉強をサポートしてあげてくださいね。 しっかり勉強して、2学期の飛躍につなげましょう!
繁田和貴