静岡のリニア同盟会申請「加盟意向は3年前にも」愛知県・大村知事が会見6月6日(全文2完)
大都市圏域以外はベッド数が過剰になる
実際なんでこうかというのは、一番大きな理由は、やはり愛知県の地域医療構想、いわゆる2015年から2025年までの10年間でどのくらいの人口の動態があって、それぞれの高度急性期、急性期、回復期リハ、それから慢性期といった、そういった4つのベッドがどれぐらいいるのかということは、これはもう前々から医療法に基づいて2次医療圏をつくって、そこでそういう病床の計画を作っておりますが、それぞれの性格ごとに、特に急性期から回復期リハ、慢性期に持っていこうということを財政面でも後押ししようということで作ったもんですが。 通常、これなんでこういうことをしたかというと、結局、日本の人口は少子高齢化でどんどん減っていくということで、ベッド数が基本、都市部、大都市圏域以外はもう本当に過剰になる。過剰になる。実際にそのことで病床が過剰になると医療費が増えるからということではなくて、本当に、お客さんといいますか、患者さんが来ないと。来ないぐらい劇的に減るので、そういう意味ではそこを転換していかないと医療機関が、民間だけでなく公的な、公立の医療機関も持ちませんよということなんですね。なので、そういう形で基金を積んでやって、しっかりその基金を財源に転換しているということなんですが。
医療体制を着実に整備することに変わりはない
愛知県の場合は2015年から2025年に必要量の病床といっても、ほとんど差がないということで、むしろ2021年の病床数5万6816床と、2025年の病床の必要量5万7773床で、むしろ増えてるぐらい、トータルではね。ということで基本人口が、人口が基本的に持ちこたえておりますので、そういう点でですね。病床の転換といっても、トータルの病床、ベッド数がぐっと減っていくということにはなって。東三河は除きますけどね。東三河はなかなか、先々、【***00:46:37】いきますが、尾張、西三河はまだ人口が増えていると、基本ね、トータルで。ということなんで、全県的に言うと減らないということなので、トータルの病床数が減りませんので、そういう意味では病床ベッドを削減するという、なんて言いますかね、モチベーションがあんまり働いていかないということもあって転換がゆっくりだということが反映されているかなというふうには考えております。 それともう1つは、やはり新型コロナウイルス感染症対策で、病床の機能転換を計画していたけども、それをちょっといったん取りやめたというところも少なからずあるということはお聞きいたしております。ということでありますので私どもとしては、こうした病床転換も含めた医療体制の整備は着実に進めていくということに変わりはないということを申し上げていきたいというふうに思っております。ということでございます。よろしいですか。それでは今日は以上とさせていただきます。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】愛知県・大村知事が会見6月6日