ハイキックで相手をダウンさせた宮﨑小雪（右）

　12月15日、後楽園ホールにて行われたキックボクシングイベント『RISE 184でタン・スアン・ユン（シンガポール/Eminent muay thai Gym）と対戦し、ハイキックをテンプルにヒットさせKOした宮﨑小雪（日本/TRY HARD GYM）。これで14連勝で大きな話題に。またKOシーンの動画が公開されその映像も衝撃的だ。 【フォト＆動画】宮﨑のハイキックがテンプルにヒットする瞬間！ 　宮﨑は第2代 RISE QUEEN アトム級王者で、驚異の14連勝。昨年から3度目のKO勝利だ。相手も強豪で、今回はWBCムエタイインターナショナル女子ミニフライ級王座を獲得しており、7月の『RISE 180』でも、元ボクシング世界王者のサムサン・C2M MUAYTHAI＆FITNESSにTKO勝利を飾っている。 　試合は宮崎の攻撃にユンもしっかり打ち返したが、2R、宮﨑はユンの入り際に右フックを合わせ、そこから崩して顔面ヒザ。ユンは鼻血で前に出られず、宮﨑はそこへハイキック。テンプルにヒットしダウン。見事なKO勝利だった。 　試合後に自身のXを更新した宮﨑は「ハイキックをずっと練習していたので、狙った技で倒すことができてとても嬉しいです！ 慢心せず地に足つけて来年もっと飛躍していけるよう頑張ります！」と25年に向けての抱負を語った。 　試合後のインタビューでは「1戦1戦大切に戦ってきた結果が14連勝っていう形に繋がってきていると思うので、これから先も気を抜かずにやっていかないとと思ってて、そろそろ世界タイトルを作ってもらいたいですし、オーストラリアだったり台湾の選手と戦いたいですね」と世界タイトルの新設をアピールした。 　伊藤代表は大会の総括で宮﨑について「流石だなと思いました。皆さんが見ていてもいつ倒すのかなって感じだったと思うんですけれど、しっかり計画通りにハイキックで倒したのは素晴らしいと思います。来年、世界タイトルに向けて動きたいなと思いました」と絶賛し、世界タイトル新設についても意識していると語った。 　圧倒的な強さを見せる宮﨑だが、来年どのような活躍をするかにも期待したい。