理系の仕事の魅力伝える 京セラ本社で中高生女子向け会社見学会
京セラは23日、本社(京都市伏見区)で中学1年生から高校3年生までの女子を対象とした「京セラオフィスツアー」を開催した。参加したのは中学生、高校生の15人。女性が理系分野に進むことに対する偏見をなくすことを目的に実施した。 【関連写真】あいさつする吉川執行役員 同社が中高生の女性を対象としたSTEM(科学・技術・工学・数学の教育分野)領域のオフィスツアーを開催するのは今回が初めて。 会の冒頭、同社執行役員の吉川英里広報室長兼ダイバーシティ推進室長があいさつ。「会社全体ではSTEM系の領域を得意とする社員が多い一方、女性社員の比率は20%弱。理系の採用が多い中、理系を目指す女子学生の数が増えなければ、女性の社員が増えない。これを機会に理系の仕事の魅力を伝えることができれば」と述べた。 参加者は本社2階にあるファインセラミック技術の発展過程を紹介する「ファインセラミック館」や5月にリニュアルしたばかりの4階のオフィスフロア、12階のカフェテリアを見学。ファインセラミック館では重さや強度などを実感できる体感コーナーなどでファインセラミックスの特性を間近で確認した。
電波新聞社報道本部