えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング1位。いきなり10億超え!? 今は批判も多いMF
かつて、日本人選手の海外挑戦はそれ自体がある種のステータスとなっていた節もあった。だが、時代が移り変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価を得られず、「どれほどの活躍ができているか」が最も重視されるようになっている。そこで今回は、評価基準の一つとして、欧州日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。欧州5大リーグ所属選手が対象
1位:鎌田大地(かまだ・だいち) 生年月日:1996年8月5日 所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド) 推定年俸:655万ユーロ(約10.4億円) 24/25リーグ戦成績:10試合0得点0アシスト 欧州日本人選手の最新年俸ランキングで1位に輝いたのは、2024/25シーズンからクリスタル・パレスでプレーする鎌田大地だ。 海外挑戦の中で着実にキャリアを前進させてきたプレーメーカーは、様々な問題に苦しんだイタリア時代を経て、現在イングランドで奮闘中。受け取っているとされる推定年俸は655万ユーロ(約10.4億円)となっている。 飛躍の足掛かりとなった期限付き移籍先のシント=トロイデン、そしてUEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇という栄光を掴んだフランクフルトと、鎌田はベルギーとドイツで充実した日々を過ごした。 だが、2023年8月に加入したラツィオでは、当時チームを率いていたマウリツィオ・サッリ監督がフィジカルに優れた選手を優先起用したことで出場機会が減少。サッリ監督が辞任した後にやって来たイゴール・トゥドール監督には重宝されたものの、鎌田がイタリアでキャリアを続行する可能性は限りなく小さくなっていった。 今夏、鎌田はプレミアリーグ(イングランド1部リーグ)初挑戦を決断した。クリスタル・パレスを率いているのがフランクフルト時代の恩師であるオリヴァー・グラスナー監督だったことも、移籍の追い風となった。 シーズン開幕後はカラバオ・カップで3試合2得点2アシストと結果を残しているものの、リーグ戦で得点に絡んでいないこともあって現地メディアから辛辣な評価を下されることも少なくなかった。 とはいえ、試合をこなすごとに鎌田がチームにフィットし、プレミアの水に馴染んできているのも事実だ。現地時間11月2日に行われた第10節のウルヴァーハンプトン戦(△ 2-2)では、試合後にイギリスメディア『スカイスポーツ』が10点満点中6点、イギリス紙『デイリー・メール』が同6.5点と及第点の評価。 実力を疑問視する声も挙がっていた開幕当初と比べ、潮目は徐々に変わりつつある。ここから鎌田の“逆襲”が始まることを期待しよう。
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