4月で真夏日…今年は「かつてない危険な暑さ」に? 熱中症“特別”警戒アラート始まる 出された場合は?【#みんなのギモン】
■従来は紫色、「特別」は黒色で表示
小野解説委員 「テレビの画面では、これまでの警戒アラートは紫、特別警戒アラートは黒で表示されるので、覚えておいていただければと思います」 森アナウンサー 「気象の情報では(災害が発生または緊迫していることを示す)『緊急安全確保』や『大雨特別警報』は紫の上の黒で表示していますが、それぐらい危険なのがこの特別警戒アラートになると、覚えておいた方がいいということですね」
■「クーリングシェルター」への避難を
小野解説委員 「そうです。ただ、熱中症には予防法があります。対策を実践すれば防げる可能性があります。特別警戒アラートが出たら、もし近くにあれば利用してほしいのが、市区町村が指定する『クーリングシェルター』。涼むための避難場所です」 「暑いことでも知られる埼玉・熊谷市の庁舎の中には、冷房が効いた場所に冷やしタオルが置かれています。熊谷市は公共施設や市内の商店など20か所以上をシェルターに指定し、6月から順次運用する予定です」 「青森・むつ市では市の図書館をクーリングシェルターにしていて、その視聴覚ホールで映画やDVDを上映。涼む時間を楽しい時間にしてもらうことを目指しています。特別警戒アラートが出たら、クーリングシェルターを開放するよう義務付けられています」
■墨田区では「ひと涼みスポット薬局」
小野解説委員 「身近なものとしては、東京・墨田区の薬局があります。去年、区内の約30の薬局と協力して『ひと涼みスポット薬局』を設置しました(今年は6月1日から)」 「涼めるだけでなく、冷やしタオルや塩あめなども配っています。処方箋をもっていない人でも立ち寄って、熱中症対策に役立ててほしいということです」 「去年7月の取材で、りんご薬局立花店・管理薬剤師の勝野純子さんは『お買い物のついでとか、ちょっと休んでもらうというスペースを提供しています』と話していました」 桐谷キャスター 「子どもと一緒に出かける時が一番気を遣うんですよね。外に出て思ったよりも暑かったなという時とか、準備万端にしていても子どもが暑そうな時にすぐ入れる施設があったらうれしいですし、近くにあるのかどうかも確認しておきたいですね」