【BD】フェザー級Tの海外勢2名が入国不可に!“キック無敗”YURAと細川一颯がいきなり激突
12月8日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される格闘技イベント『BreakingDown14』の前日計量が7日に行われた。 フェザー級(66.0kg)ワンデートーナメントに出場する全選手(リザーブ含め10名)が計量をパス。海外勢2名の入国不可により、プロキックボクシング無敗のYURAと喧嘩自慢100人企画優勝の細川一颯が準々決勝で対決、別の試合もトーナメントに移動するなど変更された。 【フォト&動画】フェザー級トーナメント全10選手の計量ボディ! BD勢の4人vs海外勢4人という構図だったが、細川、YURAとそれぞれ対戦予定だった選手が入国出来ないという緊急事態が発生。昨日朝倉未来CEOは動画をアップし、準々決勝で細川とYURAが対戦する事、当初別の試合で予定されていた金森雄大vsリキをトーナメントに組み込む事を発表。 また、リザーブマッチとしてパトリック・コーネットvs野田蒼も急遽追加され、朝倉CEOは「優勝者はRIZINにも推薦したい」と話していた。 まずBDバンタム級王者・井原良太郎の相手は、昨年までUFCで戦い、UFCフライ級で3勝5敗の経歴を持つタイソン・ナム(米国)。リリース後の今年3月、7月とバンタム級で2連続初回KO勝利している強打者だ。MMA戦績は23勝(15KO 1S)14敗1分。 ナムは会見で「これまでたくさんひどい扱いを受けてきた。今回はそのイライラをぶつけようと思う、相手をボコボコにするまでだ」とコメント。 井原は「不手際があったのか、相手に迷惑かけちゃったことは申し訳ないんですけど、色んな要望を言い過ぎじゃないかな2人とも。(ナムとキャメロン・エルスに向かって)戻し体重がどうとか関係ないだろ、皆んな66kgで合わせてきてんだよ、誰もズルなんかしてねーよ、普通に試合すれば良いだろ」と不満をあらわに。 ナムとキャメロンから戻し体重の要望があったようで、2人と舌戦を展開したが、最終的には戻し体重の制限は無しということで落ち着いた。 次にBDライト級王者・NAOの相手はキャメロン・エルス(英国)。UFCには2度出場しているがいずれもKO負け。柔術黒帯だが、MMA戦績の11勝(5KO 5S)6敗とKO率も低くなく、すべてのKO勝利が1R秒殺というBD向きタイプだ。 キャメロンは「ルールも会場も素晴らしい。将来的にはこの大会もグローバルになると思うので、今後も関わっていきたい。相手もリスペクトがあって嬉しいが、お前の事をボコボコにする」とコメント。 NAOは「色々あったと思うんですけど、井原君が代弁してくれた。明日戦えることが嬉しいです。ただ試合映像を見る限り、打撃のスキルは僕の方が上だなっていうのが率直な感想で、明日倒れるのはお前だから楽しみにしといて」と自信をのぞかせた。 そして準々決勝で当たる事となった細川とYURA。YURAは「急遽相手変わっちゃったんですけど、やる事は変わらないんで。初戦から盛り上げに行きます」、細川は「決勝に上がって来るのはYURA君だと思ってたんで、事実上の決勝戦だと思って、一発目から盛り上げます。俺が優勝します」と両者激闘を予感させた。 最後は埼玉・大宮の喧嘩自慢である金森と大阪喧嘩自慢のリキ。両者もBDでは無敗を維持している。金森は「2日前くらいに未来さんから連絡来て、ピンチだからトーナメント出てくれないかってことで。俺もBreakingDownに人生変えてもらってるんで、助けられるならと思って出ました。急に入ってきた俺がベルト獲るのが1番面白い展開かなと思ってるんで応援お願いします」、リキは「僕もいきなり連絡来て、やるしかないって気持ちなんで。勝つことだけ考えていこうと思ってます。とりあえず金森、ここで(トーナメントに)入れられた以上は俺らが一番盛り上げるから」と力を込めた。 明日の過酷なワンデートーナメントを制するのは、誰になるのだろうか。 <計量結果> ▼第6試合 フェザー級(66.0kg)トーナメント準々決勝 タイソン・ナム(米国)→65.9kg vs 井原良太郎→66.0kg ▼第7試合 フェザー級(66.0kg)トーナメント準々決勝 キャメロン・エルス(英国)→66.0kg vs NAO→65.65kg ▼第8試合 フェザー級(66.0kg)トーナメント準々決勝 細川一颯→65.95kg vs YURA→66.0kg ▼第9試合 フェザー級(66.0kg)トーナメント準々決勝 金森雄大→65.55kg vs リキ→65.6kg