日本での「英語塾」は不要だった?「教育移住」準備しておいてよかったこと、要らなかったこと(子ども編)【シドニー教育移住レポート#7】
今年1月に家族でオーストラリア、シドニーに教育移住をしたkufuraライターの橋浦多美です。 【写真2枚】オーストラリアに移住する時に準備しておけばよかった…と思った“勉強や習い事アイテム”を写真で見る 日本とは季節が逆のシドニーは、今は冬が終わり春。日も長くなり、日本の初夏のような陽気になってきました。シドニーの冬はダウンコートが不要なくらい暖かいと聞いてはいたものの、初めて経験してみたら思ったより寒く、やっぱりダウンコートは必要でした……。 ですので、今は日差しがとても眩しく感じます。子どもたちはもう半袖、元気に過ごしています。今回は、個人的に思う「教育移住、準備しておいてよかったこと、逆に要らなかったこと」についてお伝えします!
「どの国に行って、何を学ぶのか」のプランニングが重要だった
◾️1:学校やビザの種類、かけられる費用、家族の誰と行くか? 教育移住をする理由は様々あると思います。 ・子どもをバイリンガルにしたい ・子どもに国際性を身につけさせたい ・日本以外の教育にも触れさせたい 一番のテーマは「どの国に行って、何を学び、身につけたいか」ということだと思います。 ・英語圏に行けば、現地校の公立か私立か、または日本人学校でも国際学級を持ってバイリンガル教育を行っている学校か ・非英語圏に行けば、インターナショナルスクールにするか、日本人学校にするか、現地校にするか(ただし非英語圏の現地校は、英語は第二言語に該当します) 移住のスタイルは ・家族一緒か ・母子のみか ・子どものみの留学か 家族帯同なら親の仕事はどうする? 期間は? 収入の確保はできるのか? 学費はどうするか? 寮などの環境はどうか? ビザはどうするか? 大前提として、国からのビザがおりなくては移住ができないので、ビザの種類を調べます。国によっては年齢制限や資産の有無なども関係してくるので、とにかく自分が行きたい国の情報をしっかりと調べることが大切だと感じました。 今の時代ですから、インターネットである程度調べることも可能ですし、私はSNSでオンラインセミナーなどをやっているところを調べていろいろな国の移住セミナーに参加していました。また、日本でも移住のコンサルタントやビザサポートをしてくれる会社などもあるので、そういったところに聞いてみるのもありだと思います。 ビザのシステムは簡単ではなく、変更されることもしばしばです。行きたい国の目星がついたらとにかく情報を集めることが重要だと思います。 ◾️2:日本の勉強をどうするかをプランニング 我が家はシドニーの公立現地校に通っています。この連載の前回(シドニー教育レポート#6)でも書きましたが、こちらの勉強に加えて、日本の勉強をどうやってキャッチアップするかも結構悩ましいところです。5教科のうち、やはり日本人としては国語や漢字の書き取りは力を入れてやっておかなければいけないところ。 シドニーには、日本語補習校もいくつかあるのですが、日本からの移民や、両親のどちらかが日本にルーツがある人なども多く、基本的にはこちらで生まれてすぐに補習校を申し込むようで、私たちのように途中からやってきた人はウェイティングをしている人が多いようです。小学校4年生くらいの年齢だと現状3年くらいのウェイティングらしく、決まった時点ですぐに申し込まなくてはならなかったなと後悔しています。 ただ、補習校は土曜、日曜にやっていることが多く、習い事をしている人などは、忙しくなるので行かないという選択をしている人もいます。どこに重きを置くかで変わってくるので、これもどうするのか事前に決めておくといいと思います。 また、私たちは、日本の勉強のサポートを日本で申し込んだ通信教育でやっています。中には日本からでしか申し込めない通信教育もあるので、移住前にチェックしておきたいところです。