来季年俸6千万円のエ軍・大谷翔平がもし高卒でメジャー入りしていたら?
ルーキーイヤーの2013年は1500万円。投手で3勝0敗、防御率、4.23、打者で189打数で打率.238、3本、20打点で2年目は3000万円。この年、2桁勝利&2桁本塁打の偉業を達成。155回1/3も投げ11勝4敗、防御率、2.61、打者として212打数で打率.274、10本、31打点をクリアして3年目で1億円に。 2015年は160回2/3を投げ15勝5敗 防御率、2.24 打者では打数が約半分に減って109打数で打率・202.5本、17打点と不振だったが、投手大谷が評価され一気に倍の2億円の大台に。 2016年は140回を投げ10勝4敗、防御率、1.86、打者としても復活、キャリアハイとなる323打数、打率.322、22本、67打点。日本一に貢献し、MVP、史上初の両ポジションでのベストナインなどタイトルを総なめにしたが、オフには3億に届かず2億7000万円だった。 ここまでの年俸で言えばNPBでプレーしていたほうがお得だった。 そもそも、現在、メジャーで大活躍する大谷世代が、大谷の今季年俸の5分の1程度しかもらっていないのはなぜなのか。 メジャーでは、メジャー昇格してから3年が経過しないと年俸の調停権がないため、球団側の言い値で契約することになる。今季のメジャーの最低保障額は53万5000ドル(約6000万円)で、調停権を持たない選手の多くが、その最低年俸で契約している。 ちなみにマイナーのルーキーリーグは月に10万円ほどしかもらえない。 大谷が、花巻東高卒業の時点で、メジャー球団と契約し、2年間のマイナー生活を送った後にメジャー昇格したと仮定したら今年の年俸は5000万円ほどだったのである。 有望株の若手でも、メジャーでのプレーが3年以上でない選手は年俸は5000万円あまり。それを考えれば、労使交渉で、25歳以下の若い海外選手の契約に制限をつけたというのは分からない話ではない。