“吉報”は突然に…鈴木愛と櫻井心那が全英切符を獲得
◇国内女子◇CAT Ladies 事前(15日)◇大箱根CC(神奈川県)◇6652yd(パー72) 【画像】相合い傘の春花と心那 鈴木愛と櫻井心那が世界ランキングで次週22日開幕の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」(スコットランド・セントアンドリュース オールドコース)の出場権を手にした。 ランク85位の櫻井は前日14日(水)の夜に“吉報”の連絡を受けたという。「去年からずっと出たいと思っていたし、すごい楽しみにしていた。去年もギリギリで出られたし、今年も全英の2週前ぐらいまで世界ランキングをどうにか頑張ってあげようと思っていた」と話した。 7月「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」は優勝争いの末に2位もそこから44位、予選落ち、予選落ちと調子を落としていた。先週の「NEC軽井沢72」の会場では、予選2日目の終了後に涙を流していた。それでも「無駄な一打はなかったし、今まで悪い中でも頑張ってきたから、ギリギリで出られたのかなと」と念願の切符に笑顔を見せた。 「調子は悪くはない。先週はやめたいと思ったし、今週も出たくないと思ったが、助言をもらって、なんとか前を向くことができた。完全にポジティブな状況じゃないし、ずっと“神様いないな”と思っていたけど、昨日そういう連絡が来て本当にうれしかった」 全英の前年大会は7位で発進し、50位フィニッシュ。今年はホステス大会「ニトリレディス」と同週で国内ツアーは欠場することになる。海外メジャー出場へ背中を押してくれたスポンサーのためにも結果にこだわりたい。
ランク62位の鈴木愛は12日(月)に連絡を受けた。タイトなスケジュールも考えて「もうちょっと早く言ってほしかった。だいぶ迷いました」と困惑した表情を見せた。 全英は予選落ちに終わった2019年大会以来。今年は聖地と呼ばれるセントアンドリュースだが、「絶対回りたい感じじゃないが、行けるなら行こうかなって。こっちは暑いのでそこからは逃れられると思う。涼しいところでできるのが唯一の楽しみ」と平常心を貫く。まずは良好なイメージを持てるように、あす開幕の今大会に集中する。(神奈川県箱根町/玉木充)