夏デートに効く香水って?【ディナー&Bar編】
── 「ヒーリー」というのは、どんなブランドですか? MAHO ジェームズ・ヒーリーという調香師がみずから創設したブランドです。ファッションの有名ブランドに比べたら、本当に知る人ぞ知る感じの香水に特化したブランドなので、誰かと被る香りは避けたい男性にもおすすめです。 ── つけ方はどうしたら? MAHO 食事の場面ですが、ひじの内側あたりにつけて思い切り楽しんでいただいていいかと。エスニック料理のお店って、結構わちゃわちゃですし、テラス席も多い。店内にもスパイシーな香りが充満しているので、渾全一体で楽しんでいただければ(笑)。
Barデートに効くのは……
Barデート【1】 ジンを嗜みに/香りもジンで合わせれば、ひときわクールで刺激的な一夜に
── ホテルのバーで、まずジンを味わう想定でおすすめいただいたのが、ペンハリガンの「ジュニパー スリング」です。こちらはどんな香りですか? MAHO ジンを使ったカクテルをイメージした香りです。ジンの香りづけに用いられるジュニパーベリーを効かせながら、アンゼリカという少し苦味のあるハーブ、ペッパーなどのスパイスを加えて、よりお酒らしく、女子っぽくならないカクテル感を醸し出しています。 ── (香りを試して)まさにジンという印象ですね。シャキッと爽やかで、ピリッとしていて、なんか弾けるような感じ。 MAHO ジン好きな方なら、この本当にジンらしい雰囲気にすごく納得いただけるかと。
── このスッキリした感じは、夏の暑い時期にもぴったりな気がします。 MAHO スーッとしたジンの冷たさが心地いいですよね。それでいて、冷たくなりすぎず落ち着いてくるサマというのが、とてもよくできているなと感じます。あと、やっぱりペンハリガンならではの品がある。 ── お酒の香りですけど、確かに気品を感じるというか……。そういえば以前、ペンハリガンの別の香りで「イギリス首相の○○が愛用していた」みたいな説明を見たことがあります。 MAHO イギリスで1800年代から続くフレグランスブランドですからね。英国王室御用達でもありますし、そんな歴史あるブランドの中で、この「ジュニパースリング」は、小説『華麗なるギャツビー』に描かれたような1920年代の享楽的な空気感、お酒を楽しむ華やかな雰囲気を表現しているんです。 ── なるほど、そこから着想した香りなんですね。 MAHO なのでお酒を飲まない方でも、読書好き、名著好きにはぜひおすすめしたいです。 ── つけ方はどうしたら? MAHO バータイム前に肩のラインにつけて、ちょっと身を乗り出した時に香らせる作戦がいいかと。大人っぽくセクシーですし、これならカウンターの上も邪魔しません。ただ、この香りは軽めなので、お好みでひじの内側にプラスしてもいいと思いますよ。