夏デートに効く香水って?【ディナー&Bar編】
Barデート【2】 ウイスキーを嗜みに/深く甘いウイスキーの香りで、心とろかすメロウな時間を
── 引き続きホテルのバーで、ウイスキーを楽しむ想定でおすすめいただいたのが、ジバンシイの「ジェントルマン オーデパルファム リザーブ プリヴェ」ですが、こちらは? MAHO ウイスキーブランドとのコラボから生まれた香りで、ゆったりとした時間を感じさせるような深いウイスキーの熟成感、樽の雰囲気、甘みやとろみといったところが見事に表現されています。今回紹介した中では最も甘く、夜のイメージがありますね。
── (香りを試して)濃くて、甘くて、深くて……。なんかもう、よくぞここまでというくらいウイスキーっぽい(笑)。 MAHO ウイスキーそのものから採った香りを使っていますからね。そこにベルガモットの柑橘やアイリスのフローラル感、ウッディな要素を加えて、女性らしいなめらかさみたいなところとダンディズムを上手く融合させている気がします。 ── 夜でもかなり深い時間に合いそうな雰囲気がします。それに本当に、グラスにウイスキーを濃いめのロックでいただきたくなるような感じがある(笑)。 MAHO そうですね、上質なグラスと、そこにロックでカランカランっていうイメージ(笑)。ついでにチョコレートなんかも食べたくなりません? ── いいですね、ギュッと濃厚なチョコレートケーキとか。 MAHO たぶんこれ、ワイン好きな人も結構好きだと思います。ちょっと甘いですけど。 ── 甘いけれど濃厚というか、ビターというか……。 MAHO そうそう、子供っぽい甘さじゃないんですよね。こちらは今回デートにおすすめしていますが、疲れて帰宅した夜のリラックスタイムにも合うと思います。お酒を飲まない男性でも、この香りが気持ちをほぐしてくれるかと。
── そこでチョコも一緒に男性が食べていたりしたら、ちょっと可愛いかも(笑)。……さておき、バーではどうつけたらいいですか? MAHO インパクトのある香りなので、バータイムに照準を合わせて肩だけにつけるのがいいでしょう。食事のあとに出先でつけるなら、ロールオンタイプのアトマイザーで携帯すると便利。シャツの胸元を開け、肩のラインをコロコロなでる感じでつければ、周囲に広げず品よく香らせることができますよ。
フレグランスアドバイザー MAHOさん
香水の魅力を伝える巧みな話術と表現力で、メディアやセミナーでの情報発信、トレーニングサポートなどに携わる。フレグランスカウンセリングの先駆者で、予約制のプライベートサロンは男女から人気。日本フレグランス協会常任講師。日本調香技術普及協会理事。 ※掲載商品はすべて税込み価格です
写真/小川 剛(KONDO STUDIO) イラスト/羽鳥好美 文/島田恵美 編集/菊地奈緒(Web LEON)