「たまには一人時間がほしい」2児の母の願いを妨げる”ママ警察”の存在
母の言動を常に見ている“ママ警察”の娘
ずーっとママの側にいたがっていたまる子。思わず「あなた“ママ警察”なの?」と言ってしまいそうになるほど、私の言動を逐一ウォッチして追いかけてきました。 そんなまる子を愛おしいと思いつつも、余裕がない日はイライラすることも。そんなときは「未熟な母でゴメン」と後悔と反省を繰り返していました。 今思えば、パパが不在のなか「忙しくてしかめっ面のママのそばにいてあげなきゃ」という、まる子なりの優しさだったんだと思います。 その後、まる子は幼稚園に入園。ママから離れられるのかと不安でしたが、蓋を開けるとビックリ。はじめは行き渋ることはありましたが、あっという間に幼稚園に馴染めました。そして今や、立派に小学生生活を送っています。 近頃は、ママと遊ぶよりも友達と遊ぶ方が楽しい様子。友達の家に迎えに行くと「ママ迎えに来るの早すぎ!」と怒られるほどです。 こんなときに、幼稚園の先生に言われたことを思い出します。 「べったりな子ほど離れるときはパキっと離れるからね」 振り返ってみれば“ママ警察”だったのは、ほんの一瞬。今となっては心温まる思い出です。 片時も離れたくないぐらいに、ママのことを大好きでいてくれて、ありがとう。
はなゆい(漫画家・イラストレーター)