「白バイは自分で整備!」「パトカーも管理!?」元警察官が語る白バイのメンテナンス事情
箱根駅伝の先導をはじめ、年末年始も各地で公道の安全を守っている白バイ警官たち。そんな彼らの相棒である白バイは、整備や保管をどのようにしているのだろうか? 割当のある車両を自分でメンテナンスするのか、専門の業者にが任せているのか、疑問は尽きない。そんな疑問に、元白バイ警官の宅島奈津子さんが答える。 →【画像】20万円台!コスパで選ぶ 国内メーカー原付二種スクーター5選!
オートバイのメンテナンスは大切
オートバイや乗用車に限らず、どんな乗り物でもメンテナンスは必要不可欠です。定期的にメンテナンスを行うことで、長く乗り続けることができるだけでなく、事故を防ぐことにもつながりますから。 中には、オートバイに乗るよりも、バイクをいじること、つまりメンテナンスすることの方が好きだと言う人もいるぐらいですよね。専門的な知識や技術が必要なこともありますが、初心者でもできる整備もたくさんあります。自分でメンテナンスすると、愛車への愛着もさらに湧いてくるというものです。
白バイの保管/整備は自分で行う
白バイ隊員にとって、白バイは大切な相棒です。なにせ、それぞれ1台ずつ担当する車両が決まっていますから。自分の白バイは基本的に自分で、管理・整備します。 とはいえ、走行前の簡易的な点検は日々行いますが、細かいところまで毎日チェックするわけではありません。定期的に、交通機動隊全体で行う車両点検日が設けられていて、そのときに細部まで点検することになっています。ある程度は隊員自身で行いますが、細かいパーツの交換や整備士でないとできないようなメンテナンスは、指定の整備工場にお願いしていました。 運転技術には長けている白バイ隊員ですが、みんながみんな、車両整備が得意なわけではないのです。私も、一般女性よりは少し触れるかなといった程度で、正直言って、車両整備の時間は好きではありませんでした。 一方で、洗車やワックスがけは好きでした。メンテナンスの知識や技術は乏しかったので、先輩隊員の見よう見まねで、わからないときはその場で聞いて教えてもらいながら行っていました。