トヨタ2029 電動化を最適化する 寺師副社長インタビュー(2)
※ ※ とことん現実主義なトヨタはこの先10年のモビリティをこう見ているということがお分かりいただけたと思う。しかしそのまた10年先のために、トヨタは開発した技術を広く解放するという奇妙なことを言い出す。なぜトヨタは激烈な競争を繰り広げるEVやFCVの技術を解放するのか。続編ではそれを聞いてみた。 --------------------------------------- ■池田直渡(いけだ・なおと) 1965年神奈川県生まれ。1988年企画室ネコ(現ネコ・パブリッシング)入社。自動車専門誌、カー・マガジン、オートメンテナンス、オートカー・ジャパンなどを担当。2006年に退社後、ビジネスニュースサイト「PRONWEB Watch」編集長に就任。2008年に退社。現在は編集プロダクション「グラニテ」を設立し、自動車メーカーの戦略やマーケット構造の他、メカニズムや技術史についての記事を執筆。著書に『スピリット・オブ・ロードスター 広島で生まれたライトウェイトスポーツ』(プレジデント社)がある