まったく歯が立たず…。J3でボロボロだった歴代チーム6選。サポーターを失望させてしまったのは
今季の明治安田J3リーグでは、20位のいわてグルージャ盛岡のJFL自動降格が決定しており、19位のY.S.C.C.横浜はJFL上位チームとの入れ替え戦に臨む。J3で散々な結果に終わると、その先に待っているのは「Jリーグ退会」というあまりに重く残酷な結末だ。今回は過去のJ3で残念な成績となってしまったチームを紹介する。※スタッツはデータサイト『transfermarkt』を参照。情報は12月6日時点
ガイナーレ鳥取(2017シーズン)
監督:森岡隆三 最終順位:最下位(17位) 2017シーズンのガイナーレ鳥取は、先の見えない長いトンネルを歩き続けているようだった。 この年、クラブは新たな指揮官として元日本代表の森岡隆三を招へい。トップチームの指揮はこれが初めてとなり、「強小9年 10SPIRITS」をスローガンに掲げ、高い機動力と結束力を活かした“小さくて強い”チームの成長を目指した。 しかし、鳥取にとって2017シーズンは想像以上に厳しいものになる。 森岡監督の下で開幕からリーグ戦3試合で2勝1分と好成績を残したが、徐々にその雲行きは怪しいものに。第8節ギラヴァンツ北九州戦(0-2)に敗れると、第17節まで10戦勝利無し(7敗3分)という泥沼に引きずり込まれた。 第18節グルージャ盛岡(現・いわてグルージャ盛岡)戦(2-1)で久しぶりに勝利。次の第19節ではアスルクラロ沼津から勝ち点1を奪い、ここで浮上のきっかけを掴んだかに思われたが、事態はさらに悪い方向に進んでしまう。 なぜなら鳥取はこれ以降、一度も勝利することができなかったからだ。第19節から最終節まで15試合勝利無し(4分11敗)という大不振に陥り、最悪の形でシーズン終了を迎えることになった。 最終的にリーグ戦ではわずか4勝しかあげられず、鳥取は最下位で2017シーズンを終えた。ただ、JFLからJリーグに加盟するクラブが無かったため、JFL降格(Jリーグ退会)は免れている。