[名良橋晃]J2ウォッチャー名良橋晃が選出する2024ベストイレブン
MVPはブローダーセン(岡山) 住吉(清水)の去就はどうなる
毎年恒例の個人的なJ2ベストイレブンを選んでみました。悩みに悩んだ、迷いに迷った11人となっています。ひとつの基準として、プレイオフを含めてJ1昇格争いに絡んだチームから選ばせていただきました。みなさんそれぞれのベストイレブンがあると思うので、侃々諤々する材料として楽しんでください。 [動画]引き出しの多さに驚き! J2得点王、小森のバリエーション豊富なプレイ集 GKはスベンド・ブローダーセン(岡山)です。今季岡山に加入し、すぐさまフィットしました。1年を通じて盤石なプレイを披露し、プレイオフを含めて22試合のクリーンシートがありました。際立っていたのはシュートストップで、多くのピンチを防ぎました。チーム全体に「ブローダーセンがいれば大丈夫」という安心感があったのではないでしょうか。個人的な今季MVPにもブローダーセンを挙げたいと思います。 DFは3人で右から田上大地(岡山)、ンドカ・ボニフェイス(横浜FC)、住吉ジェラニレショーン(清水)です。 田上大地も今季から岡山でプレイする選手ですが、すぐにフィットして最終ラインを統率していました。セットプレイに強いところもみせ、5得点1アシストと攻撃での貢献度も高かったです。昇格請負人であり、長崎、柏、新潟に続いて岡山もJ1に導きました。私と田上選手はなんの繋がりもありませんが、同じ千葉県出身ということで個人的に気持ちを引き寄せられています。ぜひ、J1でも頑張ってください! N・ボニフェイスは力強さとスピードがあり、プレイエリアも広かったです。横浜FCはリーグ最少失点を達成しましたが、GK市川暉記とともに守備の中心になっていたのがN・ボニフェイスです。苦しい時期もありましたが、最後まで抜群の安定感を貫きました。確実に成長しているので、再挑戦となるJ1でどんなプレイをみせるか楽しみです。 住吉ジェラニレショーンはケガで離脱した時期がありましたが、多くの試合でコンビを組んだ高橋祐治と強固な壁を作り、高いレベルでシーズンを戦い抜いて清水をJ1復帰に導きました。スピード&強さがあり、年間を通じて安定していました。セットプレイの強さも記憶に残りました。今季は広島からの期限付き移籍でプレイしていましたが、秋葉忠宏監督から厚い信頼を得ていました。清水としては完全移籍で獲得したいところです。