まったく歯が立たず…。J3でボロボロだった歴代チーム6選。サポーターを失望させてしまったのは
Y.S.C.C.横浜(2022シーズン)
監督:仲田建二→星川敬 最終順位:16位 最下位ではなかったものの、2022シーズンのY.S.C.C.横浜はあまりに脆弱だった。 この年、Y.S.C.C.横浜は新監督に仲田建二を招へい。前年の2021シーズンはシュタルフ悠紀リヒャルト監督の下でクラブ史上最高順位となるJ2リーグ8位フィニッシュを達成しており、新チームにかかる期待は大きかった。 しかし、その期待はすぐに打ち砕かれる。 開幕戦となったFC岐阜戦(0-0)で勝ち点1を積むことに成功したものの、チームはそこから泥沼の5連敗。5月には仲田監督が体調不良により休養を取ることになり、同月末には辞任することが発表された。 後任には星川敬監督が就任し、新たな体制で迎えた第10節ギラヴァンツ北九州戦(1-0)でようやくシーズン初勝利を掴み取っている。だが、その喜びも束の間、第11節から再びリーグ戦5連敗。複数失点を許して敗北する試合が続き、チームはなかなか最下位を抜け出せなかった。 連敗と大量失点を繰り返していたY.S.C.C.横浜だったが、シーズンラスト4試合では勝負強さを見せる。4試合を2勝1分1敗で終えて最下位を脱出。最終的に16位で終幕を迎えた。 最下位は回避したとはいえ、このシーズンのY.S.C.C.横浜は失点があまりに多かった。リーグ戦で対戦相手にゴールネットを揺らされたのは67回。その得失点差は驚異の「-41」だった。
ギラヴァンツ北九州(2023シーズン)
監督:田坂和昭→小林伸ニ 最終順位:最下位(20位) 2023シーズンにおける、ギラヴァンツ北九州の大不振は記憶に新しいだろう。19位と勝ち点8差の最下位でシーズンを終えた。 北九州は昨季開幕前に田坂和昭が監督に就任。針谷岳晃、佐藤亮ら主力が退団し、チームには12人の新戦力が加わった。監督から選手まで、陣容が大幅に変わった北九州は開幕から波に乗ることができない。 開幕2試合こそ1勝1分と上々の滑り出しとなったものの、第3節カターレ富山戦(2-3)からチームの勢いは急速に衰える。第14節まで白星から遠ざかり、瞬く間に最下位まで順位を落としてしまった。 その後も北九州は負のスパイラルを断ち切れず、9月には田坂監督が辞任すると、当時スポーツダイレクターを務めていた小林伸ニが、現職とトップチームの後任監督を兼任すると発表された。 監督交代直後の第26節ヴァンラーレ八戸戦(2-0)で久々に勝利をあげるも、翌節から再び勝利に嫌われ8試合未勝利の泥沼へ。そのうち、第29節から第34節までの6試合では1得点8失点の6連敗という散々な結果となっている。 最終的に、チームはリーグ最下位でフィニッシュ。JFLの上位2チームがJ3クラブライセンスをもっていなかったため、JFL降格(Jリーグ退会)はなんとか免れることができた。