遠藤航もピンチ!? かつて“新監督”の元で冷遇された欧州日本人(4)若返りのあおり…。背番号10が構想外扱い!?
選手と監督の相性は重要だ。リバプールで2シーズン目を迎えた遠藤航も監督交代の影響を受けて出番を減らしている。彼のように指揮官の交代によって序列を下げた選手は多い。今回は、監督交代に伴いさまざまな理由で出番を失った日本人選手を紹介する。※リーグ戦出場数は同監督の下での成績。
MF:本田圭佑(ほんだ・けいすけ) 当時の監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ(ミラン) 共闘期間:2016年6月~2017年7月 リーグ戦成績:8試合1得点0アシスト ミランでレジェンドのクラレンス・セードルフらが背負った背番号10を着用した本田圭佑は、賛否はありながらも在籍していた期間の大半を主力としてプレーしていた。ところが2016年6月にヴィンチェンツォ・モンテッラが新監督になると、露骨に出場機会を減らす。 当時のミランは黄金期からの世代交代の最中で、モンテッラ政権では大幅な若返りを図っていた。本田のポジションにもスソやエムバイ・ニアン、ジェラール・デウロフェウら当時20代前半から中盤までの選手が起用されはじめ、30歳で契約最終年を迎えていた日本代表MFの出場機会は自然と減っていた。 2016/17シーズンに本田がリーグ戦で先発出場したのはたったの2試合。そのうちの1試合はすでに退団が決定していた最終節の記念的なものだったものを踏まえると、構想外に近い扱いを受けていた。あからさまに出場機会を減らした本田はシーズン終了後にミランを退団。メキシコのパチューカへと移籍し、新たな挑戦に挑んだのだった。
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