「感無量の光景」加納虹輝が金メダル! 身長差を覆し、完全アウェーの雰囲気で掴んだ悲願成就にフェンシング本場の観客は”総立ち拍手”【パリ五輪】
スポーツマンシップ溢れる光景が広がった。 現地7月28日、パリ五輪のフェンシングは男子エペ個人決勝が行なわれ、加納虹輝(世界ランク3位)が地元のボレル(フランス)を破り、フェンシング個人種目では日本勢史上初の金メダルを獲得した。 【画像】「感動した」加納虹輝が地元フランス選手と交わしたスポーツマンシップの瞬間 フランスを代表する美術館グラン・パレで実施されているフェンシング。その舞台で26歳の日本人が歴史的快挙を成し遂げた。 加納の相手は地元のフランス選手。完全アウェーの雰囲気のなかで始まった第1ピリオドは加納が先制すると、世界屈指のスピードでリードを奪う。第2ピリオドには相手の懐に勇気を持って飛び込むなど、テンポの良いサーベルさばきで得点を積み重ねた。4点をリードした最終の第3ピリオドも連続得点し、先に15点を奪い勝利につなげた。 白熱した試合にフェンシングに目の肥えた観客は総立ちとなり、最後は健闘を分かち合うかのように加納とボレルが握手を交わす。素晴らしいスポーツマンシップの瞬間には会場を包み込むような温かい拍手が起こり、加納の勝利を称えた。 この光景に早朝の日本列島も反応している。「ど早朝から感動して涙が出た」「最高な時間をありがとう」「感無量」「素晴らしい試合運びに素晴らしい光景」「フランスのお家芸たるフェンシングで、フランスの選手を破って金メダルってスゴいな」などなど、驚きと感動の声が広がった。 フェンシングが国技のフランスの地で、加納が新たな歴史を刻んだ。 構成●THE DIGEST編集部
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