岩佐歩夢、今季2度目の挑戦!角田裕毅に代わってF1最終戦FP1出走!F1最速マクラーレンからはトヨタの平川亮が出走、日本人2人が世界にアピール!
RBとホンダは、F1最終戦アブダビGPのフリー走行1回目にレッドブルおよびホンダの育成ドライバーである岩佐歩夢が出走すると発表した。 ■岩佐歩夢、今シーズン2回目のチャンス! F1では若手ドライバーにチャンスを与えるため、チームに対して毎シーズン1回/1台は、F1参戦2戦以下のドライバーをFP1で走らせなければならないレギュレーションが定められていて、岩佐はこのチャンスを掴んだ形だ。 岩佐歩夢は、すでに4月のF1日本GPにおいてダニエル・リカルドのマシンでFP1に出走しており、今回は角田裕毅のマシンで今シーズン2回目のFP1に出走することになる。 ■今年はレースの合間にイベントも企画 現在23歳の岩佐は鈴鹿サーキットにあるホンダのスクール(当時SRS-F、現HRS-F)を卒業後、2020年から2023年までヨーロッパで活動、F4、F3、F2と順調にステップアップしてきた。今シーズンはよりF1に近いハイパワーなマシンである日本のスーパーフォーミュラに参戦して、年間5位でシリーズ初年度を終えた。同時にF1レース前には渡欧してRBのシミュレータードライバーを務め、日本と海外を往復する一年を過ごしてきた。 また、日本のモータースポーツファンを増やすため、様々なイベントを企画。4月には「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島(三重県桑名市)」、9月には地元近くの「ららぽーと門真(大阪府門真市)」にてイベントをプロデュースし、一日中トークショーなどを実施しながらファンに近いところで交流するなど精力的に活動している。 ■岩佐歩夢、チャンスを掴めるか 現在、レッドブル・レーシングのペレスの去就が注目されているが、もしペレスのシートが空けば、角田裕毅かリアム・ローソンが昇格する見込みだ。 そうなると、RBには1シート空くことになる。そのシート候補はレッドブルのジュニアドライバーであるアイザック・ハジャー(20歳、フランス)が有力だが、岩佐歩夢もわずかなチャンスを掴みに行こうとするだろう。 ■マクラーレンからは平川亮が出走 また、アブダビGPのFP1にはマクラーレンから平川亮が出走することが発表されており、12月6日(金)18時30分(日本時間)から60分間、ホンダとトヨタから若手2人が出走することになる。 FP1は、チームが決めたプログラムを走らせてデータを収集することが目的とはいえ、コミュニケーションや走りで存分にアピールし、来年に繋げる貴重なチャンスでもある。