マ軍の新監督が示唆。イチローに3000本特別待遇なし?!
「マッティングリーはイチローの3000安打を意識して、今季、過度な起用をすることはないだろう」 メジャーの公式ホームページに、スティーブ・ドーシー記者がキャンプ地で自主トレ中のイチロー(42)にとっては、少々ショッキングな記事を掲載した。同記者がマリーンズのキャンプ地であるフロリダ・ジュピターでマッティングリー新監督にインタビュー取材したもので、明日24日(現地時間23日)のキャンプインを前に同監督は、今季のイチローの起用方法について言及した。 「私はずっとイチローのファンだった」とした上で、「おそらく去年のイチローは必要以上にプレーした。もし、今年も、そうなるということはチーム状況として望ましくはない。彼のプレー数を制限することはないが、過度に起用する方向でないことは確か」と断言した。 昨季のマーリンズは、13年3億5000万ドルの巨額な契約を結んだジャンカルロ・スタントンが、左手の故障で6月に戦線離脱。クリスティアン・イエリッチも故障がちで、イチローの“弟分”マルセロ・オズナも不振で、夏場にマイナーに落ちた。自慢の外野陣の崩壊を救ったのが、4番手の外野手のイチローだった。打率.229と数字は悪かったが、途中出場も含めて153試合に出場し、終わってみれば、3人のレギュラー候補よりイチローの出場数が上回った。 マッティングリー新監督にすればイチローの試合出場が増える状況は、すなわち、レギュラー3人のアクシデント及び不調をあらわすもので、そういう状況はチームが勝つ上では好ましくないと言うのである。 同記事では、マッティングリー新監督は残り65本に迫っているメジャー通算3000安打に今シーズン中に達することは疑いの余地を持っていないが、チームが勝つためにイチローを控えに置くだろうと予測されている。3000本は偉大なる記録だが、その前にチームの勝利が優先されるのは、当然といえば当然。