マ軍の新監督が示唆。イチローに3000本特別待遇なし?!
ただマッティングリー新監督は、ヤンキースの打撃コーチだった2004年から2007年まで、マリナーズとの対戦時には、わざわざイチローの打撃練習を見にくるほど、そのバッティング技術をリスペクトしていた。 同記者の取材に対しても「彼は外野の穴を埋めてくれるマルチプレーヤーでプロフェッショナル。準備も万全で、クラブにとって重要なパート」「まるでアーティストで、その練習手法や体調管理も含めてもはや伝説だ」と、最大限の賛美を忘れていなかった。「何かでイチローがあと5年プレーしたいという考えを読んだ。彼は3000安打を達成するだろう」ともコメントしていた。 決してマッティングリー新監督が、イチローを毛嫌いしたわけではなく、外野の3人が順調なら試合出場数は減るだろう、という見通しと、3000安打を達成させるために特別に試合出場を増やすことはない、というシーズンの起用プランを明らかにしたに過ぎない。 昨季イチローは不振で91本しかヒットを打てなかった。マッティングリー新監督が示唆するように試合出場、打数が減る中でイチローが残り65本を達成するためには、打率アップが必須となるだろうが、イチローのモチベーションを下げるようなコメントではないだろう。 同記事は、「私達は勝利のためにイチローを最もよいポジションで起用するだろう」という新監督のコメントで締められていた。