「またやっちゃったか…」楽天初代監督が人事に苦言…今江監督解任で10人中6人が1年間で“クビ”「オーナーは嫌だったのか…僕が1年で解雇になるまで」
「楽天時代、眠れない夜がなかった」
楽天を1年で退団した田尾氏だが、野球ファンの間からは「もう一度、どこかで監督をしてほしい」という声も上がる。監督への意欲はあるのだろうか。 「もう年齢的なこともありますからね。でも、勝率5割のチームの監督を一度やってみたかったですね。よく監督経験者は胃が痛いとか眠れないとか言いますけど、僕は楽天の監督時代、まったくそういうことがなかった。というのも、やることやって負けるのはしょうがないと割り切ってました。1、2点差が続いたら監督の手腕によるところも大きいので、神経がどうにかなってたと思いますけど、あの頃は大差で負けるゲームが多かったですからね。勝率5割のチームを率いてたら、僕もまた違う経験が積めたのかなと思っていますね」 とはいえ、当然今でも現役選手たちの動向は逐一チェックしている。特に田尾氏が気にかけているのは、今季オフにロッテから現役ドラフトで西武へ移籍した平沢大河だ。 「彼はすごい素質を持っているのに、打率が2割に満たない。非常にもったいないです。選手はひとつのコツを掴むだけで、180度変わることがあります。平沢くんにもコツを掴んでもらいたいですね」 野球人へのリスペクトに欠けるのは、監督に対してだけではないのかもしれない。次は田中将大の退団について田尾氏に聞いていこう。 <続く>
(「プロ野球PRESS」沼澤典史 = 文)
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